2019/07/27

ニセアカシアの枝に並んで親鳥を待つ2羽のハシボソガラス巣立ち雛(野鳥)



2019年5月中旬


▼前回の記事
川沿いの林床で鳴く♪ハシボソガラスの巣立ち雛(野鳥)

河畔林でニセアカシア(別名ハリエンジュ)の太い横枝に2羽のハシボソガラスCorvus corone)が仲良く寄り添うように並んでいました。

鳴いたり欠伸をしたりすると、嘴の中が真っ赤です。
これは幼鳥の特徴なので、おそらく巣立ったばかりの雛鳥なのでしょう。
近くの林床を彷徨う兄弟姉妹の幼鳥たちと鳴き交わしています。
ニセアカシア樹上の幼鳥2羽は、暇つぶしに互いに軽く羽繕いしています。
止まり木に立っているのではなく座り込んでいるのは、幼鳥特有の姿勢なのか、ちょっと珍しく思いました。
やがて樹上の幼鳥が翼を広げながら盛んに鳴き始めたので(餌乞い行動)、親鳥が給餌に飛来したのかと期待したのですけど、空振りでした。

私が撮りながら回り込んでも、ハシボソガラス幼鳥は飛んで逃げたりしませんでした。
また、私がこれほど幼鳥(巣立ち雛)に近づいても、親鳥に襲われることはありませんでした。
やはりハシブトガラスと違ってハシボソガラスは性格が温和ですね。

ちなみに、このニセアカシア樹上にもカラスの巣はありませんでした。
どこから巣立った雛なのか、不明です。

中村眞樹子『なんでそうなの 札幌のカラス』によると、

九州と北海道ではカラスの巣立ち時期に2か月以上の差があり、桜前線と同じように、カラスの「巣立ち前線」があります。(p169より引用)



つづく→親鳥に餌乞いしても無視されたハシボソガラス幼鳥(野鳥)


ハシボソガラス幼鳥2(野鳥)@河畔林:ニセアカシア樹上+休息
ハシボソガラス幼鳥2(野鳥)@河畔林:ニセアカシア樹上+餌乞い

クサガメが池の岩場で甲羅干し



2019年5月上旬

よく晴れた午後なのに、池の岩場には珍しく一匹のクサガメMauremys reevesii)しか来ていませんでした。
日光浴中の亀は、首を伸ばしてゆっくりと辺りを見渡したり、瞬きしたり、のんびり過ごしています。

池には未だ全くハスが伸びてきていません。
冬眠明けのクサガメは早春の池で何を食べているのですかね?
岩場の近くを黒い鯉が泳いでいます。


クサガメ@蓮池:岩+甲羅干し
クサガメ:側面@蓮池:岩+甲羅干し
クサガメ:顔@蓮池:岩+甲羅干し

川面を横断するコガモ♀♂(野鳥)



2019年5月中旬


▼前回の記事
春の川面で採食する冬鳥コガモ♀♂の群れ(野鳥)

用水路が川に合流する地点に8日ぶりに行ってみると、冬鳥コガモ♀♂(Anas crecca)の群れは♀♂1ペアしか居なくなっていました。
群れの大半は北へ渡去したのでしょう。

此岸の草陰に潜んでいた♀♂ペアは、私に気づくと警戒し、対岸へと川を渡り始めました。
♂が先導し、♀も後について行きます。
対岸に辿り着くと、♂は岸から張り出した柳の枝の下へ隠れました。
一方、♀はニセアカシアの太い根に上陸すると羽繕い。
すぐにまた岸に沿って上流へ遊泳し、柳の枝の下へ隠れました。

毎日チェックしていた訳ではありませんが、この日が冬鳥のコガモの終見日でした。
(同じ川のもう一箇所別な流域でもコガモを見かけなくなりました。)
どうやら当地で繁殖するつがいは居ないようです。


コガモ♂(野鳥)@川面横断

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