2023/03/13

朝霧の立ち込めるスギ林道を歩くヤマドリ♂【野鳥:トレイルカメラ:暗視映像】

 

2022年9月下旬・午前6:38・朝霧・気温20℃ (日の出時刻は午前5:25) 

朝日が昇ったはずなのに朝霧が発生した里山のスギ林は暗く、トレイルカメラが暗視モードで起動しました。 
尾羽の長いヤマドリ(亜種キタヤマドリ:Syrmaticus soemmerringii scintillans)が林道をゆっくり右へ歩き去りました。 
途中で立ち止まって地面を啄みました。 

この地点に設置したトレイルカメラにヤマドリが写ったのは初めてです。
ヤマドリのきれいな羽の色をフルカラーで撮れなかったのが残念です。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 





飛べ!ニトベベッコウハナアブ♀

 

2022年9月中旬・午後14:40頃・くもり 

砂利が敷かれた山道でニトベベッコウハナアブ♀(Volucella linearis)が小石の上に乗っていました。
このハナアブはチャイロスズメバチにそっくりで、いつ見ても心躍ります。 
レアな種類のスズメバチに擬態するメリットはあまり無いと思うので、ベーツ型擬態ではない気がします。
カメラを向けたらすぐ自発的に飛び去ってしまいました。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。 


つまり本種が居るということは、自然界のバランスが比較的よく保たれた山林ということになります。

2023/03/12

砂防堰堤の上で互いに毛繕いし合ってくつろぐニホンザルの群れ

 



2022年9月中旬・午前10:55頃・くもり 

里山から流れ出る渓流を制御する砂防堰堤に野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが来ています。 
遊動する群れが一休みしているようで、コンクリートの巨大な堰堤に座り込んだり寝そべったりして、互いに毛繕いをしています。(対他毛繕い) 
なるべく警戒させないように少しずつ近づくようにしたら、猿のリラックスした表情を捉えることが出来ました。 
だらんと寝そべっている個体に甲斐甲斐しく毛繕いしています。 
マッサージの施術を受けているようで気持ち良さそうです。 
胸にピンクの長い乳首があるのは経産♀です。 
子ザルを胸に抱いた母猿が、寝そべる相手(成獣)の蚤取りをしていました。 
もしかすると、母子と祖母の組み合わせだったのかもしれません。 

別のペアでは、母猿が若い子猿に毛繕いをしていました。 
立ち上がって毛繕いを受けていた若猿が座ると、お返しに母猿の頭の毛をかき分けてノミ取りをしてやります。(相互毛繕い) 

巨大なコンクリート堰堤のあちこちで色んな出来事が巻き起こるので、どれを撮ろうか目移りしてしまい、細切れ映像のつなぎ合わせになってしまいました。 

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