2021/04/16

初冬の里山でニホンカモシカのフィールドサイン:糞と鼻息威嚇♪

 
2020年12月上旬・午後13:20頃・くもり 

初冬の里山を歩いていると、雑木林の落ち葉の上にニホンカモシカCapricornis crispus)が排泄したばかりの新鮮な糞が多数残されていました。 
落葉樹(コナラまたはミズナラ)の根元に黒くて丸いコロコロした糞がまとめて落ちています。 
糞の表面はツヤツヤと湿っていました。 
「溜め糞」のように見えますが、1回分の排泄物なのでしょう。 
定規の代わりに、携帯していた熊よけスプレー(長さ20cm)を並べて置いてみます。 

GPSを頼りに山中をしばらく(〜155m)進み斜面を下っていると、遠くの方からカモシカが鼻息を荒げて威嚇する音が断続的に聞こえてきました。 
残念ながら姿は見えず、逃げて行ったようです。 
少しでも雪が積もっていれば足跡を追跡できるのですが、それは冬の楽しみに取っておきましょう。 

この日は夕方に、反対側の山腹でも下山中に山道の泥の上にくっきりと残された蹄の跡を見つけています。 (ただしイノシシの蹄跡という可能性もあります。) 

※ カモシカの鼻息が聞き取れるように、動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。

2021/04/15

冬の塒から夜明け前に飛び立つダイサギ(冬の野鳥)

 

2020年11月下旬・午前5:45〜6:07(日の出時刻は6:27)・晴れ
前回の記事:▶ 夜明け前に塒から飛び立つダイサギの群れ【10倍速映像】:「情報センター仮説」の直接検証
4日後の未明にダイサギArdea alba)の集団塒を再訪してみると、ヒマラヤスギの樹上で夜寝ているダイサギの個体数が4日前よりも激減していました(13羽→2羽)。 
目視では2羽しかヒマラヤスギ樹上に居ません。 
同じ木でも反対側の枝に隠れているのかもしれません。 
裏に回り込んで確認しに行きたいところですが、私が塒の周囲をウロウロすると警戒心の強いダイサギはどんどん飛び去ってしまい自然な離塒行動が撮れなくなってしまうので自重しました。 

落胆したものの、せっかく寒い中をやって来たので、暗いうちから前回と同じポイントに三脚を立てて、動画撮影開始。 
手持ち夜景モードに切り替え、明るさを+1補正しました。 
前回よりも少しズームインした画角です。 
撮影中、私はダイサギに見つからないよう物陰に隠れていました。 

辺りが未だ真っ暗なうちに早くも1羽目の個体が離塒しました。(@1:44) 
画面を右から左に白鷺が横切り、飛び去りました。 
昼行性の鳥の視覚は夜見えない「鳥目」というのは嘘ですね。

夜空に瞬く星が地球の自転で少しずつ動いています。 
明けの明星(金星)とは方角が逆です。 

やがて薄っすらとヒマラヤスギの樹形のシルエットが浮かび上がってきました。 
画面中央やや左下の枝で寝ている残る1羽のダイサギが白々と見えてきます。 
今回はカメラの設定でゲインを上げたせいか、白鷺が暗視映像っぽく見えるようになりました。 
ようやく覚醒したダイサギは、縮めていた首を動かし辺りを見回しています。(@13:34) 
羽繕いもせずにいきなり塒の枝から左に飛び下りました。(@15:15) 
冷え切った体で準備運動もせずに飛び出すとは意外でした。 
わずか5秒後に毎朝6:00のサイレン♪が大音量で鳴り始めました。 
ダイサギは喧しいサイレンの音を嫌って、鳴り始める前兆を感じて逃げ出したのかな? 
体内時計が正確なのか、謎の第六感によるものか、興味深いところです。 

最後に1羽の白鷺が飛来し、画面を右から左へ横切りました。(@20:28) 
それまで一体どこで寝ていたのか、不明です。 
ダイサギが1羽も居ないヒマラヤスギを撮り続けても仕方がないので、周囲の外灯が消えたタイミングで撮影終了しました。 
辺りの照度を感知して自動で消灯するタイプなのかもしれません。 

前夜から快晴で、放射冷却現象になりました。 
しかし水たまりや池の水面に氷が張るほどの冷え込みではありませんでした。 
 撮影ポイントで測定した気温は、 午前5:45で8℃、湿度44%。 
6:00で2.8℃、65%。 
6:07で2.1℃、69%。 
6:13で1.8℃、71%。 
6:30で最低気温1.5℃、湿度75%まで下がりました。


 

↑【おまけの動画】 
オリジナルの素材を10倍速にした早回し映像をブログ限定で公開しておきます。 


寒くて苦労した割りに、今回の動画は登場するダイサギの個体数が少なくて見栄えがいまいちでした。 
前の晩にダイサギの群れが塒入りした場所をしっかり確かめてから(ロケハン)、明け方の撮影に備えるべきでした。 
潔くこの記事を丸ごとボツにしても良かったかもしれません。(要するに、撮影は失敗。) 
しかし、次の話につなげるためには必要な前置きなので、観察記録を残しておきます。 


タニウツギ幼木の葉を食べるナシケンモン(蛾)幼虫

 

2020年11月中旬・午前11:00頃・晴れ 

林道の脇に自生するタニウツギの幼木でナシケンモンViminia rumicis)の幼虫を見つけました。 
丁度この時期はナシケンモンの幼虫を飼育していることもあり、フィールドですぐ目に付いてしまいます。 

タニウツギ葉表の主脈に堂々と居座り、葉の中央部を食害中でした。 
イモムシ・毛虫類は葉の縁から齧るのが普通なのに、ちょっと珍しいと思いました。 
葉の中央に食痕(虫食い穴)も見えます。 

葉裏に隠れず、大胆不敵にも目立つ葉表で食事しているのは不思議です。 
ナシケンモン幼虫が身を守る武器な何なのでしょう?
毛に触れても痛くありませんし、有毒ならもっと派手に目立つ警告色を身に纏っているはずです。 
寒い晩秋には日光浴で体温を上げないと食べた植物を消化できないのかな? 

定規を並べて採寸しました。 
このとき実は脱糞中だったのですが、撮影に失敗。 
軽く定規でつついても、擬死落下や威嚇行動をしませんでした。 
反応が鈍いのは体内寄生されているせいかもしれませんが、飼育して確かめる余力がありませんでした。

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