2020/02/12

トビイロスズメ(蛾)幼虫の排便【10倍速映像】




トビイロスズメ(蛾)幼虫の飼育記録#4



▼前回の記事
眩しい朝日を避けるトビイロスズメ(蛾)幼虫【10倍速映像】


2019年9月中旬

トビイロスズメClanis bilineata tsingtauica)の幼虫が枝にしがみついたまま動かなくなりました。
脱皮前の眠状態に入ったのかと思い、微速度撮影で長時間監視してみました。
結局、脱皮はしなかったのですが、休息中の脱糞シーンをまとめてみました。
10倍速の早回し映像をご覧下さい。(冒頭シーンだけリアルタイムの映像です。)
食べなくても頻繁に(約2時間おきに)排便します。

幼虫は尾脚および後方3対の腹脚だけでニセアカシアの小枝にしがみついています。
胸脚は完全に離していました。
尾脚を枝から離し、腹端を持ち上げて脱糞します。
黒くて固そうな糞を勢い良く後方に飛ばしました。
少し便秘気味かもしれません。

最後は覚醒した幼虫が小枝に沿って前進し、画角から消えました。


つづく→#5:トビイロスズメ(蛾)の幼虫を手に乗せてみる


トビイロスズメ(蛾)幼虫@ニセアカシア小枝+休息

アキノノゲシの花で採餌するシロスジフデアシハナバチ♀?



2019年9月中旬・午前10:55

川沿いに咲いたアキノノゲシの群落でハナバチが訪花していました。
忙しなく吸蜜する蜂をよく見ると、後脚の花粉籠に橙色の花粉団子を満載した♀です。
秋によく見かける組み合わせです。
アキノノゲシの仲間を専門に訪花するシロスジフデアシハナバチ♀(Dasypoda japonica)ですかね?

ちなみに、アキノノゲシの花柄にはタイワンヒゲナガアブラムシUroleucon formosanum)と思われる赤いアブラムシのコロニーが形成されていました。


シロスジフデアシハナバチ♀?@アキノノゲシ訪花採餌
シロスジフデアシハナバチ♀?@アキノノゲシ訪花採餌
▼関連記事(5年前の撮影)おそらく今回とは別種のハナバチ
アキノノゲシの花蜜を吸うヒメハナバチの一種?



同定のため、撮影後に捕虫網で蜂を採集しました。
以下は標本の写真。
(機材のトラブルで今はマクロレンズが使えないので、後日に接写します。)
参考:『日本産ハナバチ図鑑』p264



2020/02/11

池のトンボを捕り損ねたハクセキレイ♂(野鳥)



2019年9月中旬・午前11:16

河川敷に掘られた人工池の畔をハクセキレイ♂(Motacilla alba lugens)が駆け回り、獲物となる虫を探していました。
ときどき素早く飛び立つと、フライングキャッチ(空中での狩り)を試みています。
前方のコンクリート護岸にトンボ(種名不詳)が着陸した途端にハクセキレイ♂が目ざとく駆け寄り、飛びかかりました。
1/5倍速のスローモーションでまずはご覧下さい。
トンボが岸から前に飛び立つのを予測してハクセキレイ♂が先回りするように襲いかかっている点が興味深く思いました。
しかしトンボの方が一枚上手で、素早く急上昇して見事に緊急避難。
残念ながらハクセキレイ♂は空中でトンボを捕まえることが出来ませんでした。(フライングキャッチ失敗)
一瞬の攻防でしたが、「生きるか死ぬか」という命がけの真剣勝負で見応えのある空中戦でした。

その後、ハクセキレイ♂は人工池の向こうに広がる芝生で餌を探し歩き始めました。


ハクセキレイ♂(野鳥)@河川敷:池畔+探餌徘徊

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