2015/12/26

ホルン(ケイトウ)の花で休むクマバチ♀



2015年9月下旬

道端の花壇に咲いた赤紫色のハイカラな園芸植物の花にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が止まっていました。
吸蜜中なのかと思いきや、風で揺れる花穂にしがみついたままで、触れても飛び立ちません。
寿命間近の弱った個体なのでしょうか?



さて、この派手な花の名前ですが、結構よく見かけるのに、園芸種に疎い私は名前を知りませんでした。
調べてみると、ケイトウ(鶏頭)のホルンという品種だろうと判明。





2015/12/25

垂直円網から異物を除くアカオニグモ♀(蜘蛛)



2015年9月下旬・午前10:20

アカオニグモ♀の定点観察#10


午前中に様子を見に行くと、明け方に張り替えたばかりと思われるきれいな垂直円網を残したままアカオニグモ♀(Araneus pinguis)はいつものように隠れ家(タニウツギの葉裏)に潜んでいました。



網のメンテナンス行動を観察するために、営巣地のすぐ横でたまたま見つけたカラハナソウ雌株の果穂を採取し、円網に一つ投げつけてみました。



網の振動でクモは隠れ家から直ちに甑へ駆けつけたものの、その先は慎重に近づきます。
歩脚の先で叩いてみて、獲物ではないと認識したようです。
騙されてカラハナソウ果穂を噛み付いたり捕帯でラッピングしたりすることはありませんでした。
異物と気づいたクモは、周囲の糸を丹念に噛み切って網から外し捨てました。
切ってしまった縦糸を張り直しながら甑に戻ります。
隠れ家に戻る動きは速過ぎて、三脚カメラでは追いつけませんでした。

つづく→#11:円網にかかったナツアカネ♀を捕食するアカオニグモ♀(蜘蛛)


腹面に外雌器が初めて撮れました。成体♀ですかね?

セスジスズメ(蛾)幼虫の路上徘徊



2015年9月下旬

セスジスズメTheretra oldenlandiae oldenlandiae)の幼虫が郊外の路上(墓地の横)を徘徊していました。
黒い尾角を振り立てて進む様子が可愛らしいですね。
定規を並べて採寸してみると、『イモムシハンドブック』に載っている体長80〜85mmよりやや小さいので、終齢より若いのかもしれません。

次にその定規で芋虫を転がそうとすると、Cの字に体を曲げました。
腹面を向けようとしても抵抗して、仰向けになってくれません。
側面の眼状紋を誇示するためですかね?



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