2013年8月上旬
ススキの葉にオオイシアブ♀(Laphria mitsukurii)が止まっていました。
飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画で撮ってみました。
スローモーションで見直すと、虻に物を投げつけたので、急発進で離陸してから前につんのめるように慌てていますね。
【追記】
(オオイシアブの成虫は)他の昆虫を捕食する。幼虫も捕食性で、腐朽材内にすむクワガタムシ科の幼虫などを食べる。(p74より引用)
2013年10月中旬
平地(郊外)の民家の庭に咲いたハナトラノオ(=カクトラノオ)でドロバチの一種が花蜜を吸いに来ていました。
盗蜜はせずに白い花筒に潜り込んで正当訪花しています。
見慣れないドロバチですけど、腹背後部に3本ある黄紋が目を引きました。
未採集、未採寸。
手元にある図鑑ではエゾスジドロバチと似ているようですが、自信がありません。
いつもお世話になっている「蜂類情報交換BBS」で問い合わせてみると、青蜂@管理人さんから以下のようにご教示頂きました。
動画のドロバチは、第一腹節の形状からアトボシキタドロバチのメスではないでしょうか。腹背節を横切る隆起線が無いように見えます。
という訳で、アトボシキタドロバチ♀(Allodynerus delphinalis delphinalis)と訂正。
【追記】
竹筒ハチ図鑑サイトによると、
アトボシキタドロバチ(Allodynerus delphinalis delphinalis (Giraud))は、草本の髄部などに穴を掘って営巣する掘孔性である。キバガ類など小形のガ類幼虫を狩る。
2013年10月中旬
林道脇の草むらでアサギマダラ(Parantica sita)が翅を半開きにして日光浴していました。
本種は渡りをする蝶として有名ですが、翅に個体識別のマーキングなどは見当たりません。
最近の台風上陸で風に乗って飛ばされてきたのかな?と想像してみました。
飛び方はあまり羽ばたかず優雅に滑空することが多いです。
ヒヨドリバナ?の花に一瞬止まるも、落ち着いて吸蜜せずに杉林の梢に飛んで行きました。