2013/08/06

虫を雛に給餌する♪コムクドリ♀(野鳥)



2013年6月下旬

嘴に虫を咥えたコムクドリ♀(Sturnus philippensis)が電線に止まっていました。
写真を見直すと、獲物は脚が長くキリギリスの仲間かもしれません。
すぐに電線から飛び立つと、民家の軒下の壁に開いた穴に潜り込みました。
ここで営巣しているようです。
映像の冒頭は1/8倍速のスローモーション。
穴の中から雛鳥が餌を催促する賑やかな鳴き声が聞こえてきます。

給餌を終えた親鳥♀が巣穴から出てくる瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画に切り替えてみました。
(これは我ながらファインプレー!)
同じ1/8倍速のスローモーションでも映像の滑らかさが格段に違います。
近くの電線に戻った♀は、やれやれとばかりに羽繕いしています。
引きの絵にすると、つがいの♂(頬が茶色)も横の電線に止まっていました。





巣内の雛が給餌を催促する鳴き声を試しに声紋解析してみたのですが、残念ながら車が走り去った直後でノイズが多く、使い物になりませんでした。




【追記】
日本野鳥の会『ムクドリのなかまたち(みる野鳥記)』p43によると、
このころ(巣ができると)、コムクドリは、ほかの時期とはちがった方法で食物をとっていることがあります。コムクドリは、ふだんは木の上のほうで、忙しそうに枝から枝へ移って昆虫などの食物をとっているのですが、卵を産む時期には、巣穴の近くの電線などにとまって、飛んでいる昆虫を、飛び上がってつかまえるすがたが見られます。卵を産む時期には、遠くまで行く時間がないため、こんな食物のとりかたをするのでしょう。


2013/08/05

オオハナウドの葉を食すキアゲハ終齢幼虫



2013年6月下旬

キアゲハの飼育記録4

キアゲハPapilio machaon)終齢幼虫にセリ科の食草オオハナウドを与えてやると、もの凄い勢いで葉を蚕食します。
あっぱれな食欲に見ていて惚れ惚れします。
なぜか野外ではこのような摂食シーンを撮れなかったのが一つ心残りです。

充分に育つと、次は蛹に変身する準備が始まります。
つづく→「下痢便を排泄する蛹化間近のキアゲハ終齢幼虫



ヤエウツギに訪花するクマバチの飛翔【ハイスピード動画&HD動画】



2013年6月下旬

満開に咲いたヤエウツギ(=サラサウツギ)の花にキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)♀が来ていました。
後脚の花粉籠は空なので吸蜜に専念しているようです。
花から花へと飛び回る様子を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
なんとも重そうに飛んでいます。



通常のHD動画でも撮ってみました。
横の道を走る車の騒音のせいで、クマバチの重低音の羽音がよく聞き取れません。
少なくとも2匹以上が訪花していました。



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