2013/08/01

草むらのヒゲナガハバチ♀



2013年6月中旬

谷川の土手の草むらを忙しなく動き回っている蜂が気になりました。
もしや未だ見ぬ(憧れの)有名なベッコウクモバチが何か獲物を探索しているのかな?と思い撮ってみました。
クズの葉に乗ると、後脚を擦り合わせて身繕い。
採集しようと思った時には茂みの奥で姿を見失ってしまいました。
しかし、帰ってから調べてみるとベッコウクモバチとは違いますね。

黄土色と黒色のハチで非常に特徴的です。

  • 頭頂部の単眼周辺が黒い。
  • 複眼も黒い。
  • 触角の先端が黄色。中央部は黒、根元は褐色。
  • 脚は褐色。根元は黒色。
  • 翅は薄い褐色?
  • 腹背の正中線に黒線
  • 腹部下面は褐色

もしかしてハバチの仲間か?と閃いて、「黄土色のハバチ」でネット検索してみたらヒゲナガハバチLagidina platycerus)と似ています。
こちらのサイトによれば、♀はスミレの葉に産卵するらしい。
ハバチ類は毒針を持たないので決して刺しませんが、スズメバチやセグロアシナガバチを意識したような配色(黄色と黒の警告色)はベーツ擬態でしょうか。
あるいはクモを狩るベッコウクモバチと似せることで、天敵のクモに捕食されにくくなるのでしょうか?
ハバチと分かれば狩蜂ではないので、獲物の探索行動でもなかったことになります。
(ハバチの成虫は他の虫を食すことがあるのを忘れていました。)

♀らしいので(下記参照)、産卵するホスト(スミレ類)を探していたのかもしれません。

【追記】
いつもお世話になっている「蜂が好きBBS」にて問い合わせたところ、青蜂@管理人さんより以下のコメントを頂きました。

写真のハチは色彩等から、ご推察通りヒゲナガハバチだと思われます。 腹端の形状をみるとどうやらメスのようです。






蜂に似たキベリヘリカメムシの飛翔【HD動画&ハイスピード動画】



2013年6月中旬

里山の草むらでキベリヘリカメムシMegalotomus costalis)成虫と初めて出会いました。
図鑑『札幌の昆虫』p78によると、「本種の成虫は飛ぶとハチに、(無翅の)幼虫は形や行動がアリに似ている。」
かねてからその飛翔シーンを見てみたいと思っていたので、夕暮れが迫る草地でしつこく追い回して飛んでくれるのを待ちます。

アカツメグサの花に乗った際に口吻を伸ばしかけましたが、突き刺してはいない(吸蜜・吸汁には至らず)と思います。
ホストはマメ科植物らしい。



飛び立つ瞬間を240-fpsのハイスピード動画でもなんとか撮ってみました。
後半は更に1/5倍速のスローモーションでリプレイ。
体も細長いし、飛ぶ姿は確かに蜂っぽいかも。
蜂の威を借る亀?




2013/07/31

ウラジロイチゴに訪花するトラマルハナバチ♀



2013年6月中旬

山道の横でトラマルハナバチBombus diversus diversus)のワーカー♀が飛び回り木苺に訪花していました。
後脚の花粉籠は空っぽなので、吸蜜に専念しているようです。





キイチゴ類には疎いのですが、この花はウラジロイチゴ(別名エビガライチゴ)でしょうか。





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