2023年7月下旬・午後12:50頃・
林床をトコトコ歩き回り、あちこちで地面を啄んでいます。
種子食性のキジバトは夏の森で何を食べているのでしょうか?
後半はミズキの根本に回り込んで採食を続けています。
その辺りには冬緑性の小低木ナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)が群落を形成していて、この時期には落葉が始まり赤い実がなります。
有毒植物ナニワズの赤く熟した果実をキジバトが食べたかどうか、気になります。
毒をものともせずナニワズの熟果を食べたとしても、キジバトは種子捕食者ですから、ナニワズの種子散布には貢献しません。
むしろ、そのような種子捕食者に対抗する防衛戦略としてナニワズは毒を溜め込んでいると考えられます。
追加したトレイルカメラでナニワズの群落を監視して種子散布者を調べるのも面白そうです。
ナニワズの含む有毒物質daphninは鳥類に対して毒性が無いらしく、果実食性のヒヨドリが赤い実を丸呑みして未消化の種子を含む糞をすることで種子散布を助けていることが予想されます。
関連記事(同所で1ヶ月前の撮影)▶ 有毒植物ナニワズの熟果を採食するニホンザルの子猿【トレイルカメラ】
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
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