2021年7月中旬・午後19:40頃・気温19℃(日の入り時刻は午後19:03)
日没の約35分後に、水辺の獣道にホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)が通りかかりました。
氾濫原の周囲の細い舗装路が大雨の後で冠水しています。
タヌキは足首ぐらいまで水に浸りながら、その道をジャブジャブと右から左へ歩いて行きました。
増水した夜道でカエルやザリガニなどを探し歩いていたのかもしれません。
私が道端に設置したトレイルカメラの存在にタヌキは明らかに気づいています。
立ち止まるとカメラ目線でしばらく凝視したものの、近寄ってカメラの匂いを直に嗅いだりはしませんでした。
宮本拓海『東京タヌキ探検隊!ガイドブック 都会でタヌキに出会ったら』によると、
センサーカメラはかすかに作動音がするため、タヌキが気付くことも多い。薄っすらと赤く光るカメラの赤外線LEDが見えているのかもしれません。
左へ立ち去るタヌキの後ろ姿をよく見ると、尻尾がひどく細いのが気になりました。
雨で毛が濡れたせいで尻尾が細く見えているだけだと良いのですけど、疥癬など皮膚病の感染症だと心配です。
今後の個体識別に使える特徴かもしれません。
夏毛だとこのぐらい細い尻尾が普通なのかな?
※ 動画編集時に正規化して画面全体を明るく加工しています。
この後、氾濫した水が引くとアメリカザリガニの死骸2匹が泥だらけの路上に残されていました。
2日後の昼間に私がトレイルカメラの様子を見に行ったときには、獣道にタヌキの足跡はありませんでした。(気づかずに見落とした?)
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