2019/09/23

イタドリの花蜜を吸うルリシジミ♂



2019年6月下旬

堤防の道端に咲いたイタドリの群落でルリシジミ♂(Celastrina argiolus)が訪花していました。
翅をしっかり閉じたまま、伸ばした口吻で吸蜜しています。
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、翅表が青いので♂とようやく判明しました。

冒頭で別個体♂が飛来するも、誤認求愛せずに通り過ぎました。
吸蜜中の♂個体に気づかなかったのでしょうか?

吸蜜中にしっかり閉じた翅をときどき擦り合わせている行動が興味深く思いました。
シジミチョウ科でよく見られる行動ですが、ルリシジミに尾状突起は無いので、鳥などの捕食者に急所である頭部の向きを惑わせるための自己擬態ではありません。
ルリシジミの尾状突起が退化した後の痕跡行動なのでしょうか?
それとも自己擬態が進化してくる前の前適応の行動なのかな?
進化の順番を知りたいものです。


ルリシジミ♂@イタドリ訪花吸蜜

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