2013年8月上旬
林道で地味な色のハンミョウが徘徊していました。
立ち止まると立派な大顎を動かしています。
触角を前脚で拭ったり両足を擦り合わせたりして身繕い。
短距離の前進(疾走)と身繕いを交互に繰り返しています。
道中で何か小さな赤い虫を捕食したものの、不味かったのかすぐに吐き出しました。@2:15
水溜まりの水面に一瞬足を踏み入れたので、もしかすると水を飲んだのかもしれません。
同定するために撮影後になんとか採集しました。
標本の写真がこちら。
上唇がほぼ三角形で前端中央は歯状に突出するので、一旦はミヤマハンミョウだろうと判断しました。
なんとなく、♀かな?
- 素人目に産卵管らしきものが腹端に見える。
- ナミハンミョウの場合、♂は交尾の際に♀を確かめるため前脚が毛深いらしいが、この個体は毛深くない。(参考:『カラー自然シリーズ70:ハンミョウ』p13 他種でも当てはまる特徴なのかな?)
多降雪地帯を代表する飛べないハンミョウとして知られ、日本固有種らしい。(ソース1、2。交尾写真はこちらのサイトに。)
上唇はほぼ三角で前縁中央は鋭い歯があり、その両側に鈍い歯がある、とのこと。
私でも簡単に捕まえられたのは、後翅が退化して飛べないからか…と納得。
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