2013年6月中旬
ヒメギフチョウの飼育記録10
このヒメギフチョウ(Luehdorfia puziloi inexpecta)飼育個体bは、前蛹から脱皮して帯蛹となる際に帯糸が外れて落下してしまいました。
前回の記事はこちら→「ヒメギフチョウの蛹化【微速度撮影】」そのままプラスチックの飼育容器の底(隅)に腹面の一部が固着しています。
蛹化の8日後、綿棒で触れると腹部だけ動かしました。
もう休眠しているのかいまいち反応が悪く、硬い蛹をかなり執拗につつかないと身動きしません。
蛹に手を触れると腹部をぴくぴく動かすことがあるが、他の部分は全く動かない。(『日本の昆虫1:ギフチョウ』p34より)
いよいよ最大の難関である越冬飼育に挑戦です。
来春まで温度および湿度を適切に管理して蛹を冬越しさせなければいけません。
他の3匹(蛹a, c, d)はまとめて別の容器に保管しました。
乾燥し過ぎは良くないらしいので、軽く霧吹きしてやりました。
ところがたちまち容器内にカビが生えてしまい台無しになりました…。
加湿の加減が難しいですね。
蛹bは今のところ無事ですけど、果たして無事に成虫が羽化してくれるでしょうか。
つづく…?
プラスチック容器に固着 |
蛹化の際の脱皮殻 |
0 件のコメント:
コメントを投稿