2012年6月上旬
一頭のヒゲナガガを追いかけて、草むらから飛び立つ瞬間をハイスピード動画(220 fps)に撮ってみました。
ヤマキヒゲナガまたはその近縁種(Nemophora属)の♂だと思います。
スローモーションでも羽ばたきを堪能する前にすぐにフレームアウとしてしまいました。
離陸では脚の跳躍力が大きいようです。
わざわざこんな長い触角を付けて飛ぶのは空気抵抗も大きいはずで理解に苦しむのですが、軽い小蛾だと逆に滞空時間を稼げるのかもしれません。
♂だけが特に長い触角を持つのらしいので、性淘汰のハンディキャップ説やランナウェイ説でも説明できそうです。
『日本動物大百科9昆虫II』p25によると、
ヒゲナガガ類の♂では極端に長くなっていて、前翅長の2〜3倍の長さがある。これは群飛のときバランスをとるのに役立つのかもしれない。
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