2025/05/24

溜め糞場に来て糞粒を排泄するニホンカモシカ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年5月中旬 

シーン0:5/6・午後13:49・くもり(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
ニホンカモシカCapricornis crispus)が通う溜め糞場sr2を見張るために、自動センサーカメラを里山の雑木林(スギとの混交林)を抜ける獣道に設置しています。 


シーン1:5/17・午後19:26(@0:03〜) 
晩にカモシカが珍しく手前の獣道から来て、溜め糞場sr2の匂いを嗅いでいます。 
肛門がよく見える後ろ姿で立ったまま、排便を始めてくれました。 
糞粒をポロポロと大量に排泄しています。 
下痢便ではありませんが、同時に水分もかなり排出しています。
カモシカは大腸による水分の吸収が弱いのでしょうか。
脱糞中にときどき尻尾を上下に動かしています。 
手前の下草が邪魔で、地面に落ちた糞粒は見えません。 

1分半の録画時間では短くて、最後まで見届けれれませんでした。
(脱糞シーンを狙うなら、2分間に設定すべき。) 


シーン2:5/17・午後19:28(@1:33〜) 
次に監視カメラが起動したときには、排便後のカモシカが右へ立ち去るところでした。 
珍しくミズナラ立木の手前を通って暗闇の斜面を登って行きます。 
カモシカが通りすがりに足の蹄で灌木(樹種不明)の根元を踏んでしまい、枝葉が大きく揺れました。 

今回はカモシカの性別を見分けられませんでした。 



ベニサラサドウダンの花蜜を吸うキイロスズメバチ創設女王

 

2024年5月上旬・午後16:20・晴れ 

郊外の農園(クリ園?)を囲む生垣でベニサラサドウダンの真っ赤な花が咲いていました。 
そこでキイロスズメバチ♀(Vespa simillima xanthoptera)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
この時期はまだワーカー♀ではなく、越冬明けの創設女王が単独で活動しています。 

ベニサラサドウダンの下向きに咲いた花にしがみつき、正当訪花を繰り返して吸蜜していました。 
なぜか女王の顔は花粉で汚れていないので、送粉者としての働きはなさそうです。 
すでにハナバチ類が昼間の早い時間帯に花粉を集めた後なのかな?

参考ブログ: ベニサラサドウダン 紅花&花の中の観察 by 里山コスモスブログさん


耳を澄ますと、飛び回るキイロスズメバチの羽音がかすかに聞こえます。 
隣接する花には伝い歩きで移動していました。 
夕日を浴びてきれいに撮れましたが、蜂が日陰に入ると、かなり薄暗いです。 

黒いアリ(種名不詳)のワーカー♀も訪花していましたが、キイロスズメバチとニアミスすることはありませんでした。

 

2025/05/23

山道の溜め糞場に通って排便するホンドタヌキの♀♂ペア(白毛ほか)5月中旬〜下旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年5月中旬〜下旬 

シーン0:5/14・午後12:29・晴れ(@0:00〜) 
明るい時間帯にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
里山の林道でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)が残した溜め糞場ltrを見張っています。 
スギの落葉が敷き詰められた林道を挟んで、画面の奥が雑木林、カメラの背後(画面の手前)がスギ植林地になっています。 
画面の右から左に向かって登る山道なのですが、溜め糞場ltrのある区間は平坦な地形になっています。 


シーン1:5/15・午前0:24(@0:04〜) 
深夜に右から単独で来たタヌキが、溜め糞の匂いを慎重に嗅いでから左へ通り過ぎました。 
溜め糞場の横に立ち止まって少し腰を屈めたのは、♀の小便姿勢のようにも素人目には見えるのですが、どうですかね。 


シーン2:5/15・午後21:06(@0:33〜) 
同じ日の晩に、今度は手前のスギ林からタヌキが林道に現れたのでしょうか。 
溜め糞場ltrで奥を向いて(北向き)排便しました。 
その後は小走りで右へ向かいました。 


シーン3:5/17・午後20:21(@1:05〜) 
2日後の晩。 
監視カメラの起動が間に合わず、タヌキの先行個体を撮り損ねたようです。 
やがて後続個体が左からやって来ました。 
画面の手前を通って、溜め糞場ltrには近寄らず大きく迂回して、右に立ち去りました。 
一体何を恐れているのか、迂回した理由が不明です。 


シーン4:5/18・午前3:38(@1:24〜) 
翌日の未明に、右から単独で登場したタヌキが、左向きで(西向き)脱糞しています。 
黒々とした糞塊をこんもりと排泄した後、そのまま左へ立ち去りました。 


シーン5:5/18・午前4:02(@2:00〜) 
約25分後に、タヌキが林道を右から左へ、溜め糞場を素通りしました。 


シーン6:5/20・午前0:26(@2:07〜) 
2日後の深夜に、タヌキが溜め糞場ltrの匂いを嗅いでいました。 
林道を横断して、右下へ(スギ林内へ)向かいました。 


シーン7:5/20・午後18:43(@2:16〜)日の入り時刻は午後18:50。 
日没直前に登場したタヌキが、画面の右端で立ち止まり、痒い体を右後脚でボリボリ掻いていました。 
尻尾と尻しか写っていませんが、以前も登場した白毛の個体のようです。
そのまま右へ立ち去りました。 


シーン8:5/21・午後18:45(@2:23〜)日の入り時刻は午後18:51。 
翌日も日没直前に現れました。 
まず♀♂ペアの先行個体aが溜め糞場ltrに来て、匂いを嗅いでいました。 
そのまま北向きで脱糞開始。 
軟便をボトボトと排泄しています。 

次に右からやや大型で白毛の個体bが現れました。 
生殖器で確認できないのですが、体格だけから判断すると、♂aと白毛♀bのペアのようです。 
白毛♀bタヌキは便意を催さず、排便中の♂aの手前を通って左へ通り過ぎました。 
♂aも用を足すと、パートナーの後を追いかけて左へ立ち去りました。 


シーン9:5/21・午後21:03(@2:58〜) 
同じ日の晩に、またタヌキがペアで通過したようです。
監視カメラの起動が間に合わず、先行個体を撮り損ねた模様。 

後続個体が左から登場し、溜め糞場ltrの横を通り過ぎかけたものの、振り返って匂いを嗅ぎました。 
見知らぬ個体の匂いだったのか、急に脱兎のごとく右へ走り去りました。 


シーン10:5/24・午前11:34(@3:16〜) 
3日後の明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


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