2021/09/04

ヒメキンギョソウの花で採餌するハキリバチの一種♀【HD動画&ハイスピード動画】

 

2021年6月上中下旬・午後16:35頃・くもり 

山麓の道端の花壇に咲いたヒメキンギョソウ(リナリア)の群落でハキリバチ科の一種♀(種名不詳)が訪花していました。 
腹部下面のスコパに黄色い花粉を満載しています。 
リナリアという園芸植物はオオバコ科ウンラン属なのだそうです。 
この黄色い花が咲く品種はリナリア・ブルガリスで、ヨーロッパから北アジアが原産らしい。 
花筒がとても複雑な形状をしています。 
例えばマメ科に特徴的な構造の花は植物学的に蝶形花と呼びますが、リナリアの花は何と呼ぶのでしょう? 
ネット検索で調べても分かりませんでした。(どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて下さい。) 

ハキリバチ♀はリナリアの花筒の入り口を頭でこじ開けて潜り込み、距の奥にある蜜腺から吸蜜します。 
そのとき体に花粉が付着します。 
花筒から後ろ向きに出てくると次の花に飛んで行き、花の受粉を担います。 

訪花シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:52〜)
ハキリバチ♀は花の周囲をホバリングしながら空中で左右の脚を擦り合わせています。 
体毛に付着した花粉をまとめて後脚でスコパに擦り付けているのです。 

訪花中に強い風が吹くとリナリアの株が激しく揺れます。 
それでもハキリバチ♀は平気で花にしがみついて潜り込み、採餌を続けています。 
強風に煽られても飛び続けられるのはさすがです。 

ハキリバチ♀と一緒に訪花していた小型のカミキリムシの一種も気になります。 
マクロレンズを装着してカミキリムシの訪花シーンも接写したかったのですが、あまりにも風揺れが激しいので泣く泣く断念しました。 


 

早朝に電柱の天辺で鳴き続けるノスリ(野鳥)

 

2021年6月下旬・午前5:30頃・晴れ 

早朝の田園地帯でノスリButeo japonicus)が電柱の天辺に止まって鳴いていました。 
強烈な朝日を浴びて完全に逆光のアングルになってしまいました。 
逆光補正すると胸の羽毛が白かったので、おそらくノスリで大丈夫でしょう。 

ピーエ、ピーエ♪と寂しげな甲高い声で繰り返し鳴いています。 
ノスリは鳴き声のバリエーションが乏しくて、どんな意味合いがあるのか分かりにくいのが難点です。 
早朝の囀りさえずり(モーニングコール、縄張り宣言?)なのでしょうか? 
おそらく近くで営巣しているのではないかと私は睨んでいます。 
通りかかった私に対して警戒声♪を発しているのかもしれません。
しかし、この個体は初め私に対して背を向けて鳴いていました。  
他にはキジ♂の母衣打ち♪やムクドリ、カエルの鳴き声♪も近くから聞こえています。 

横の道を軽トラックが走って来たら、ノスリは電柱から飛び去りました。 
飛び立つ瞬間を撮り損ねたのが残念です。 
羽ばたきと滑翔を交互に繰り返して広大な田んぼの上空を横切り、遠ざかりました。 
飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると、辛うじて翼の下面全体が見えて、ノスリの特徴を確認できました。 

※ 動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 
※ 前半(〜0:49)のみ逆光補正を施しています。

 

2021/09/03

オニグルミの木を登る若いニホンザル

 

2021年6月下旬・午後16:45頃・晴れ 

里に近い山麓で若いニホンザルMacaca fuscata fuscata)がオニグルミの木に登っていました。 
太い枝に腰掛けると、頬袋に溜め込んだ餌をモグモグと咀嚼しています。 
何を食べているのかメニューは分かりませんでした。 
私がカメラをじっと向けているので気まずくなったのか、立ち上がると木登りを再開。 
枝葉の茂みに隠れて見失ってしまいました。 
奥のスギ林へと遊動して行ったのかもしれません。

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