2019年6月下旬
庭木として植栽されたマメガキの雄株でセイヨウミツバチ(Apis mellifera)のワーカー♀が忙しなく訪花していました。
赤い雄花に正当訪花して吸蜜しています。
後脚の花粉籠はほぼ空荷でした。
胸背に黄色い花粉がこびり付いた個体もいました。
(ただしマメガキの花粉とは限りません。)
複数個体を撮影。
同じ木で2日間に渡って撮り貯めた動画をまとめました。
マメガキの花筒をよく見ると、盗蜜痕らしき小さな孔が開いているのがとても気になります。
穿孔盗蜜するハナバチ類がいるはずですが、今季は未だ観察できていません。
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セイヨウミツバチ♀@マメガキ訪花採餌 |
送電塔#KN7に営巣したハシブトガラスの観察記録#21
▼前回の記事
巣箱で育雛するハシブトガラス親鳥♀♂の活動【10倍速映像】
2019年6月下旬
8日ぶりの定点観察で営巣地に向かう途中、橋の袂でハシブトガラス(Corvus macrorhynchos)の親鳥♀♂が待ち構えていました。
私はしつこく巣箱を覗きに来る要注意人物として、すっかり顔を覚えられてしまったようです。
1羽は橋の上の車道を照らす外灯の支柱の天辺に止まり、私を見下ろしてカーカー♪(「この橋渡るべからず」)と鳴いています。
(このとき近くの送電塔#KN7の巣箱に親鳥の姿は無いことを確認しました。)
電線に止まっていた別個体αが飛び立つと、怒って鳴きながら私の頭上を飛び越えて、少し離れた電柱の天辺に止まり直しました。
番のもう1羽βが私の真上の電線に止まり、嗄れ声で警戒声♪を発し続けています。
今日は特に機嫌が悪いのか、下手したら私の頭上に糞をかけてきそうなぐらい険悪な雰囲気です。
嘴の中が黒いので成鳥と分かります。(巣立った幼鳥ではありません)
やがて同じ電柱の天辺のケーブルに親鳥♀♂が並びました。
ここから意外にもハシブトガラスの♀♂番は人目も憚らずいちゃつき始めました。(@1:41〜)
仲睦まじく何度もキスを交わしています。
もしかすると口移しで餌を吐き戻して求愛給餌をしたのかもしれませんが、このアングルではよく見えません。
キスの直後は尾羽根を上下に震わせています。
これは嬉しい興奮を表す感情表現のようです。
▼関連記事(今回と同じペアによるキス)
ハシブトガラス♀♂つがいの愛情表現:キスと相互羽繕い(野鳥)
鳴く際は喉袋が膨らみ、鳴き止むと凹むので、中に食物は貯めていないようです。
最後はカーカー♪鳴きながら相次いで左に飛び立ちました。
つづく→#22:雛が巣立った後に空の巣箱を調べに戻るハシブトガラス親鳥(野鳥)【10倍速映像】
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ハシブトガラス♀♂(野鳥)@電柱+キス:求愛給餌 |
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ハシブトガラス(野鳥)@外灯天辺♪ |
2019年6月下旬
河川敷に生えたミズキの幼木(樹高〜150cm)で計4匹のセマダラコガネ(Anomala orientalis)が訪花していました。
白い花で花蜜や花粉を食べているようです。
小雨が降りしきる中を傘をさして、ハンディカムで撮影しました。
薄暗い雨天なので、補助照明の白色LEDを点灯しています。
日当たりが良い場所なのに、この幼木は花期が他のミズキより遅れているのが不思議でした。