2024年1月中旬
シーン0:1/9・午後12:38・晴れ(@0:00〜)
明るい時間帯にたまたま撮れた現場の状況です。
雪の積もった里山で、スギ植林地に残されたニホンカモシカ(Capricornis crispus)の溜め糞場sr1を自動撮影カメラで見張っています。
暖冬で降雪が少ないのですが、林床の溜め糞は雪で覆われ、雪面にはスギの落葉落枝が散乱しています。
画面の手前から奥に向かって上り坂の斜面を見上げるアングルになっています。
この地点でニホンリス(Sciurus lis)が初めて登場したシーンをまとめました。
シーン1:1/20・午前6:54・晴れ(@0:07〜)
雪面に立ち止まっていたリスが右に(渓谷に向かって)軽快に走り去りました。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
シーン2:1/20・午前9:14・晴れ(@0:24〜)
2時間20分後、同一個体のリスなのか、スギ立木の背後を通って雪の斜面を右へ走って行きます。
ときどき立ち止まりながらも、渓谷の方へ向かっています。
1/3倍速のスローモーションでリプレイ。
リスは体重が軽いのか、雪面が凍結していたのか、2回ともリスの足は雪に深く潜ってはいませんでした。
樹上性のリスが雪原を無防備に走り回るのは目立ちますから、天敵(捕食者)に襲われるリスクがあるはずです。
秋に貯食しておいたはずなのに、厳冬期は食糧が乏しくて、遠出をしないといけないのかな?
雪で覆われた深い渓谷をリスが対岸に渡ることがあるのでしょうか?
切り立った崖の雪面にリスの足跡を見つけたことは未だありません。
いつかトレイルカメラで野生動物の鵯越(ひよどりごえ)を長期監視してみたいのですが、その渓谷は雪崩の多発地帯な上に、トレイルカメラを上手く設置できる場所が確保できなくて、保留(後回し)になっています。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
つづく→