2024/11/26

ヒャクニチソウの花蜜を吸うシロオビノメイガ(蛾)

 

2023年10月中旬・午後15:25:頃・晴れ 

街なかの花壇に咲いたヒャクニチソウ(百日草)の群落でシロオビノメイガSpoladea recurvalis)が訪花していました。 
この組み合わせは初見です。 
伸ばした口吻を筒状花に差し込んで吸蜜していました。 
色とりどりの舌状花が咲き乱れる多品種のヒャクニチソウの中で、シロオビノメイガが黄色と白色(花弁の外側が白で内側が赤の二色花)の花を選んでいました。 

準備運動しなくても直ちに飛び立って、別の花に移動します。 
飛び立つ瞬間を1/5倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:36〜)

写真では、ヒャクニチソウの葉に止まっているところも撮りました。

2024/11/25

厳冬期の夜に雪山を駆け回る冬毛のニホンノウサギ【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2023年12月下旬〜2024年1月上旬〜2月上旬 

シーン0:12/25・午後12:18・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の様子です。 
雪が積もった里山で、ニホンカモシカの溜め糞場sr1をトレイルカメラで見張っています。 
画面の手前から奥に向かって、山の斜面を見上げています。 
手前はスギ植林地、奥には落葉性広葉樹が数本見えています。
冬毛のニホンノウサギLepus brachyurus angustidens)の登場シーンをまとめました。 


シーン1:12/26・午後21:46・小雪(@0:05〜) 
小雪がちらつく晩に、奥の雪斜面に立ち止まっていたノウサギの目が白く光りました。 
暗くてよく見えませんが、右上奥の谷の方へ立ち去ったようです。 


シーン2:12/31・午前0:24(@0:14〜) 
大晦日の深夜に凍結した雪面をノウサギが左から右へ駆けてきます。 
立ち止まると、雪面に散乱するスギ落ち葉の匂いを嗅いだり味見したようです。 
手前へ向かってゆっくり立ち去りました。 


シーン3:1/7・午前4:49(@1:05〜) 
新年の未明に、ノウサギが久しぶりに登場しました。 
スギから垂れ下がった横枝の下に立ち止まって、枝葉の匂いを嗅いでいるようです。 
もし採食行動なら、スギの枝が大きく揺れるはずです。 
スギの背後を通って左へ向かいました。 


シーン4:1/8・午前11:21(@1:30〜) 
新雪が少し積もりました。 


シーン5:2/8・午後21:15(@1:42〜) 
次にノウサギが登場したのは1ヶ月後でした。 
新雪が積もった後の晴れた夜、雪面はスギ樹上からの落雪のせいで凸凹しています。 
画面の上端を右から左へ、スギの背後を通ってノウサギが駆け抜けました。 

※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 


【考察】 
昨年の冬よりもニホンノウサギの登場頻度が低い印象です。 
今季は暖冬で積雪量が少ないことと関係あるのでしょうか? 
冬毛のノウサギは真っ白ですから、積雪が無くて地面が露出すると逆に目立ってしまいます。 
キツネに捕食されてしまったのか?と心配していました。 
雪が多く残っている高地に移動してしまったのかもしれません。
餌のことを考えれば、低標高の縄張りに留まっていたほうが有利ではないでしょうか。




ニホンイタチの越冬用巣穴の横で餌を探し、拾ったドングリを持ち去るカケス【冬の野鳥:トレイルカメラ】

 



2023年12月下旬〜2024年1月上旬

シーン0:12/27・午後14:20・晴れ(@0:00〜) 
明るい日中にたまたまフルカラーで撮れた現場の状況です。 
平地のスギ防風林で、画面の奥に向かって根こそぎ倒れたスギの根元に掘られたニホンイタチMustela itatsi)の越冬用巣穴bを自動センサーカメラで見張っています。 
画面のほぼ中央にぽっかり開いているのが、問題の巣穴bです。 
丸木橋のような細い水平のスギ倒木で遮られて見えませんが、その下をくぐったすぐ左奥にも、イタチが越冬する「根曲がり巣穴a」があります。 
2つの巣穴a,bは内部でつながっていそうですが、限られた数の撮影機材でやりくりしているために、2つの巣穴を同時に監視することが出来ません。 
カケスGarrulus glandarius)の登場シーンをまとめました。


シーン1:12/29・午前8:29・晴れ(@0:03〜) 
2羽のカケスが交互にやって来て、水平倒木に止まったり、スギ風倒木の土が付いたままの根を啄んだりして、餌を探しています。 
画面右端の手前に生えている細いスギ幼木のせいで、肝心の探餌行動が隠れてよく見えません。 


シーン2:1/3・午前8:03(@0:29〜) 
年が明けた朝にも計3羽のカケスが写っていました。 
小さな群れで一緒に行動しているようです。 
手前の林床で餌を探していた個体が、水平倒木から剥がれ落ちたスギ樹皮の下からドングリを見つけると嘴で拾い上げました。 
この辺りでドングリがなる木は見当たりませんから、もしかすると剥がれかけた樹皮の隙間にカケスが予め隠しておいたドングリが樹皮と一緒に落ちたのかもしれません。
そのままカケスはドングリを咥えて手前に飛び去りました。 
後で食べるために、どこか安全な場所にドングリを隠しに行ったのでしょう(貯食行動)。 
奥で採食していた2羽のカケスも相次いで飛び去りました。 
カケスがドングリを拾う様子を、1.5倍に拡大した上で1/3倍速のスローモーションでリプレイ。(@0:45〜) 


シーン3:1/5・午前6:57・くもり(@1:17〜)日の出時刻は午前6:52。 
2日後も日の出直後に2羽のカケスが登場しました。 
これ以降はカメラの電池が消耗していて、たった1〜2秒間しか探餌行動が録画されていません。 


シーン4:1/6・午前10:41(@1:23〜) 
翌日もカケスが止まり木に来ていました。 


イタチは鳥を狩る天敵(捕食者)のはずなのに、その巣穴の周囲でカケスを含む様々な野鳥が採食に通ってくるのが不思議です。
襲われないことを知っているのか、それとも逃げ切れるという自信があるのでしょうか?


※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 




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