2023年5月下旬
休耕地に掘られたホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)の巣穴を自動センサーカメラで監視した記録映像です。
シーン1:5/31・午後18:32・(@0:00〜)日の入り時刻は午後18:58。
日没前の薄暮にトレイルカメラが起動しました。
草むらの緑がうっすらと見えます。
タヌキの親子が巣口に出て来ました。
親は大きく動き回って周囲を警戒しているのに対して、幼獣は巣口からあまり離れず、何頭居るのかよく見えません。
雑草の草丈よりも幼獣は未だ小さいので、ローアングルの監視映像では全身が見えず、もどかしいです。
やがて親ダヌキが巣口で幼獣に対他毛繕いをしてから、右に立ち去りました。
ちなみに、前半(0:22〜0:40)画面の左下隅でレンズの至近距離を動いているのは、別個体のタヌキがトレイルカメラの匂いを嗅いでいるのでしょうか?
シーン2:5/31・午後18:42・(@1:00〜)
10分後、タヌキの成獣が原っぱに佇み、左を眺めながら欠伸をしました。
(写真集:中川遊野『どうぶつのあくび』)
遠くでカラスが鳴いています♪
やがて右の巣穴から外に出てきた別個体の成獣が背後から近づき、対他毛繕いを始めました。
パートナーの毛皮を甘噛みしています。
どうやら、この2頭は♀♂番 のようです。
巣口では2頭の幼獣が動いているのが見えます。
シーン3:5/31・午後18:57・(@2:00〜)
15分後、親ダヌキの1頭が巣口の近くで佇み、辺りを警戒したり自ら毛繕いしたりしています。
シーン4:5/31・午後19:00・(@3:00〜)
親ダヌキが居なくなりましたが、奥の巣口付近の草むらで幼獣が遊んでいます。
やがて親ダヌキが右から現れました。(出巣した?)
奥の草むらに少し移動してから体を掻いています。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。