2020/02/21

トビイロスズメ(蛾)の幼虫を手に乗せてみる



トビイロスズメ(蛾)幼虫の飼育記録#5



▼前回の記事
トビイロスズメ(蛾)幼虫の排便【10倍速映像】

2019年9月下旬・室温24.3℃・湿度57%

飼育しているトビイロスズメClanis bilineata tsingtauica)の幼虫を新鮮な食樹植物に移してやるついでに、私の手のひらに載せて徘徊する様子をハンディカムで動画撮影してみました。
採寸代わりにこの映像を見れば幼虫の大きさが実感できるでしょう。
丸々と太ったイモムシを軽く摘んだり触れたりしても鳴き声を発しませんでした。(幼虫の種類によっては発音することが知られています。)


花瓶に挿したニセアカシアの葉がわずか1〜2日で急激に萎れてくるので、新鮮な枝葉を頻繁に採取してくる必要があります。
ニセアカシアの水揚げがあまりにも悪くて調達が面倒なので、萩に切り替えてみることにしました。
近隣でようやく見つけたマルバハギの枝葉を採取し、試しにトビイロスズメ幼虫に与えてみました。
本種の食樹リストにハギ類が含まれているのに、なぜかこの個体はマルバハギの葉に全く食いついてくれず、探索・脱走を繰り返すばかりです。
ニセアカシアに比べてマルバハギの葉は小さくて、食べ甲斐が無いのでしょうか?
マルバハギの花は完全に散っていて、実が出来つつある状態でした。
諦めてトビイロスズメ幼虫をニセアカシアの枝葉に戻してやると、途端に小葉を貪り食い始めました。
やはり頑張ってニセアカシアの枝葉を1日おきに取りに行くしかなさそうです。

つづく→#6:動かなくなったトビイロスズメ(蛾)幼虫の生存確認【100倍速映像】


2020/02/20

シマヘビ幼蛇の威嚇



2019年9月下旬・午後14:00・晴れ

川沿いのコンクリート護岸の上にじっと横たわっているヘビを発見。
一瞬、マムシと見間違えて焦りましたが、よく見るとシマヘビElaphe quadrivirgata)の幼蛇でした。
おそらく幼蛇の期間は毒蛇にベーツ擬態しているのでしょう。

舌も出し入れしていない静止状態で日光浴しています。
私が近づいても身動きしないので、死骸なのかと疑い始めました。
拾った棒で幼蛇の胴体の中央部に軽く触れると、鎌首をもたげて棒に向き直りました。
舌を素早く出し入れして、周囲の空気の匂いを嗅いでいます。

尾端を左右に細かく震わせているのは威嚇行動なのだそうです。
このときガラガラヘビのような威嚇音を発したかどうか気になりますが、川の水音で聞きとれませんでした。

再び棒で体に触れると、噛み付いて反撃したりせずに慌てて逃げ出しました。
蛇行する体表の模様が「まだらの紐」のようで美しいですね。
舌を出し入れしながら、コンクリート護岸の段差を難なく乗り越えると、草むらに姿を消しました。


・(シマヘビの)幼蛇は体色が淡黄色。縦縞はないか不鮮明で、赤褐色の横縞が入る。
・危険を感じると尾を激しく振るわせ、地面を叩いて威嚇する。 (wikipediaより引用)


イヌタデの花蜜を吸うムモントックリバチ【HD動画&ハイスピード動画】



2019年9月下旬・午前11:05頃

農道と用水路に挟まれた一帯に咲いたイヌタデの群落でムモントックリバチEumenes rubronotatus rubronotatus)が忙しなく訪花していました。
この組み合わせは初見です。
イヌタデの小さな花で吸蜜しています。
なんとなく♀かな?と思うものの、私には性別が見分けられません。
イヌタデに混じって青じそ(シソ)の地味な花も咲いていたのですけど、なぜかムモントックリバチはシソの花には見向きもしませんでした。

冒頭の飛翔シーンのみ1/5倍速のスローモーションにしました。
ニホンミツバチ♀やトゲカメムシがイヌタデに訪花する姿も写っています。

ムモントックリバチが花から飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:39〜)


ムモントックリバチ@イヌタデ訪花吸蜜
ムモントックリバチ@イヌタデ訪花吸蜜
ムモントックリバチ@イヌタデ訪花+飛翔

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