2020/01/27

糞害対策の鳥よけCD-ROMを吊り下げた車庫(野鳥)



2019年9月上〜中旬・晴れ

民家の屋外ガレージ(カーポート)の屋根の軒先に計5枚のCD-ROMが紐で吊り下げられていました。
風が吹くとCD-ROMがくるくる回転し、眩しい反射光がキラキラと点滅します。
鏡面のようにピカピカ光る反射板として使われるCD-ROMは、使用済みの古い廃品を再利用しています。
庭先に停めた自家用車にただ屋根をかけただけの駐車場(カーポート)なのですが、おそらく車体が野鳥による糞害に悩まされているのでしょう。
ただの板状の鏡を吊り下げるよりも、CD-ROMは中央に穴の開いた円盤ですから、鳥が怖がる眼状紋の効果もあるかもしれません。

9日後に現場を再訪して逆アングルからも追加で撮影しました。
玄関先の庭にCD-ROMのキラキラした反射光が激しく踊る様子がちょっとした現代アート作品のようでした。
それも動画に撮りたかったのですけど、表札など個人情報が映り込むので止めました。
車のナンバープレートも写さないように注意しました。

実際に鳥よけの効果はどのぐらい続くのでしょう?
撮影した2回とも、ガレージ周辺に野鳥の姿はありませんでした。
CD-ROMの設置目的を住民に問い合わせていないので、私の推測ですが、猫よけの可能性もありますかね?


鳥よけCD-ROM(野鳥)@車庫軒下
鳥よけCD-ROM(野鳥)@車庫軒下・全景

ナナホシテントウの脱糞?



2019年9月上旬

線路沿いに生えたアキノノゲシの先端に並んだ蕾でナナホシテントウCoccinella septempunctata)が徘徊していました。

同じ茎の下部にはタイワンヒゲナガアブラムシUroleucon formosanum)と思われる赤いアブラムシのコロニーが群がっていました。
有翅の個体も混じっています。

アブラムシを捕食するシーンが見れるかと期待して動画を撮ると、ナナホシテントウが腹端から透明な液体を排泄しました。
液状便なのに糞切りが悪く、腹端にしばらく付着していました。
テントウムシ成虫の脱糞を見たのは初めてです。
もしかすると排便ではなくて、異性を誘引するための性フェロモンを分泌した可能性もありますかね?

アブラムシをマクロレンズで接写するべきでしたが、先を急ぐ用事があったので来季の宿題に回します。





ナナホシテントウ@アキノノゲシ蕾
ナナホシテントウ@アキノノゲシ蕾+タイワンヒゲナガアブラムシ群れ@茎・全景
タイワンヒゲナガアブラムシ:コロニー@アキノノゲシ茎

2020/01/25

エンジュに訪花中のクマバチ♀に誤認求愛するオオハキリバチ♂



2019年8月中旬・午後13:05

公園にそびえ立つエンジュ大木の梢でキムネクマバチXylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。(性別不明)

その横をオオハキリバチ♂(Megachile sculpturalis)が高速で通り過ぎました。
交尾相手を探しているようです(探雌飛翔)。
吸蜜中のクマバチの背後から再びオオハキリバチ♂が飛来しました。
オオハキリバチ♂はホバリング(停空飛翔)で狙いを定めると、クマバチの背後から勢い良く飛びつきました。
そのまま2匹ともエンジュの花から転がり落ちました。
オオハキリバチ♂は空中でクマバチをすぐ離したので、解放されたクマバチはすぐに花へ戻って来ました。

探餌飛翔中のオオハキリバチ♂が焦ってクマバチを同種の♀と誤認して求愛したのでしょう。
反射的にしがみついたものの、すぐに誤りに気づいて離したようです。
それとも、蜜源の縄張りから他種のハナバチ類を追い払う占有行動という可能性はどうでしょうか?
それならエンジュの花に戻って来たクマバチにオオハキリバチ♂が執拗に攻撃を繰り返すはずです。

1/5倍速のスローモーションでリプレイ。


クマバチ@エンジュ訪花vsオオハキリバチ♂@誤認求愛

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