2019/12/24

猿害対策の銃声を聞いても動じない野生ニホンザル(白猿を含む群れ)



2019年7月下旬・午前7:47

山麓の水路沿いで野生ニホンザルMacaca fuscata fuscata)の群れが散開しています。
鳴き交わしている猿の鳴き声が響き渡ります。
どの個体に注目して撮るべきか目移りしてしまいます。

転落防止フェンスの手摺の上を歩いて来る個体を撮っていると、パーン♪と銃声のような破裂音が少し遠くから聞こえました。(@0:35)
ニホンザルの群れが里の集落に降りてきて果樹園や田畑の農作物を食い荒らさないように(猿害対策)、近隣住民が爆竹や空砲を鳴らしているようです。
ところが、5回連発の銃声が山麓にこだましても、猿の群れは逃げるどころか全く気にしていません。
各々が平然と遊動、採食、遊びを続けています。
水路に出入りしている個体もいます。
草の生えた土手に白猿♀(白変種の若い個体)も現れ、別個体と格闘遊びを始めました。

山里で暮らすニホンザルにとってこんな銃声は日常茶飯事で馴れてしまい、危険性が無い虚仮威しだと見抜いているのかもしれません。
集落からニホンザルの群れを追い払いたいのであれば、専門的に訓練されたイヌ(モンキードッグ)を放つのが最も安上がりで有効だろうと私は考えます。



▼関連記事(6年前の撮影)
猿害対策の爆竹の効果


2019/12/23

飛べ!ジャノメチョウ♀【HD動画&ハイスピード動画】



2019年8月下旬・午前11:45頃

ニセアカシアの灌木が立ち並ぶ河畔林と堤防の間に挟まれた小径でこの日は初見の蝶に多数出会いました。

かなり大型のジャノメチョウ科の仲間でした。
帰ってから図鑑と見比べると、いわゆる本家(元祖)のジャノメチョウMinois dryas bipunctata)と判明。
通い慣れたフィールドでも今まで見落としていた大型の蝶がいることに我ながら驚きます。

この♀個体は日陰の桑の灌木に止まって休んでいました。
初めは翅を開閉していたのに、後半は翅をしっかり閉じて休みます。
トレードマークの眼状紋(目玉模様)が綺麗ですね。
やがて小雨が少しぱらつき始めました。

飛び立つ瞬間を狙って240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:19〜)
珍しく今回は横着せずに三脚を使っています。
セッティングが少し面倒ですけど、狙いを定めて撮り始めてから私が被写体に近づけば飛んで逃げますので、独りでも蝶の飛び立ちを簡単に撮れます。
今までは手持ちカメラで撮りながら蝶が飛んでくれるまでひたすら待つか、物を投げつけて強引に飛び立たせていました。
しかし三脚のセッティング中に蝶が飛んで逃げてしまうこともあるので、一長一短です。


ジャノメチョウ♀:翅裏@桑灌木枝+休息
ジャノメチョウ♀:翅表@桑灌木枝+休息
ジャノメチョウ♀:翅裏@桑灌木枝+休息・全景


ムクドリの群れが隊列を組んで芝生の虫を捕食(野鳥)



2019年8月中旬・午後14:00頃

公園の芝生でムクドリSturnus cineraceus)の群れが分散してバッタなどの昆虫を捕食していました。
各個体が思い思いに捕食しているように初めは見えました。
歩兵部隊のように横一列になって行進することがあったのは偶然かな?
そうすると虫を公園の隅に追い立てながら効率的に捕食できていました。
逃げる虫を小走りで追いかけて捕食する個体もいます。
ドローンを飛ばして上空からムクドリが群れで狩りをする動きを俯瞰で空撮したら面白そうです。

数えてみると、ムクドリは計26羽でした。(カウント漏れがありそう)
羽の色が薄い個体は幼鳥(若鳥)です。
この時期の幼鳥はもう親鳥に餌乞いせずに自分で採餌していました。
歩行中に嘴を半開きにしているのは、暑さに喘いでいるのでしょう。



▼関連記事(2年前の撮影)
芝生で虫を捕食し奪い合うムクドリの群れ(野鳥)


ムクドリ(野鳥)群れ@公園:芝生+虫捕食
ムクドリ(野鳥)群れ@公園:芝生+虫捕食
ムクドリ(野鳥)群れ@公園:芝生+虫捕食

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