2018/12/27

ヒミズの死骸に群がるキンバエとクロオオアリ♀



2018年9月下旬

山間部の峠道にヒミズUrotrichus talpoides)の死骸が転がっていました。
遺体の損傷が激しく死因は不明ですが、車に轢かれたロードキルなのでしょうか。
死骸は長い尻尾に毛が生えています。
前足の爪がさほど発達していないので、モグラではありません。

クロオオアリCamponotus japonicus)のワーカー♀とキンバエの仲間が死骸に群がっていました。
クロオオアリ♀は死骸の毛皮が裂けて露出した部分から大顎で肉を食い千切っていました。
私にキンバエの種類は見分けられないのですが、複眼の形状を見ると♀♂両方来ていました。
キンバエは死骸の体液を舐めています。
産卵シーンは見ていません。
肉の組織で白い蛆虫(ハエの幼虫)が蠢いているので、死後数日が経過していることが分かります。
撮影アングルを変更しようと私が動くと、ハエが死骸から一斉に飛び立って避難してしまいます。
後半は、15cmの金属製定規を並べて置いて死骸を採寸しました。


▼関連記事(10年前の撮影)
ヒミズ死して屍拾うものあり(前編):ヒミズ死骸に群がるキンバエ

つづく→ヒミズの腐乱死体に飛んで集まるヨツボシモンシデムシ


クロオオアリ♀群れ+キンバエspp群れ@ヒミズ死骸
クロオオアリ♀群れ+キンバエspp群れ@ヒミズ死骸
クロオオアリ♀群れ@ヒミズ死骸+scale

止まり木で羽繕いするチゴハヤブサの幼鳥(野鳥)



2018年9月中旬
▼前回の記事
止まり木で鳴く♪チゴハヤブサ幼鳥(野鳥)

私が止まり木に少し近づいたら逆光のアングルになってしまいました。
チゴハヤブサFalco subbuteo)の幼鳥はヒノキ樹冠の止まり木で軽く数回羽ばたきました。
これまで幼鳥だと思っていたのですが、ちらっと見えた下腹部が赤茶色の成鳥ですかね?(自信がなくなってきました)

チゴハヤブサは鳴き止んだものの、やがて体をねじって羽繕いを始めました。

逆光のシルエットで羽繕いする様子もフォトジェニックかもしれません。
止まり木から辺りをキョロキョロと見渡したり、飛来したトンボを見上げたりするものの、自分で狩って捕食しようとする素振りはみせませんでした。
(親鳥が幼鳥にトンボを給餌するのをこれまでに数回観察しています。)

近くでカラスが鳴いています。
なぜカラスの群れは猛禽類のチゴハヤブサをモビング(擬攻撃)しないのか、考えてみると不思議です。
飛翔能力に優れたハヤブサを恐れているのでしょうか?
止まり木から一向に飛び立つ気配がないので、撮影を打ち切りました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


2018/12/26

アレチウリの花蜜を吸うイチモンジセセリ



2018年9月下旬

川の堤防に繁茂した蔓植物アレチウリの群落でイチモンジセセリParnara guttata)が訪花していました。
そそくさと吸蜜するとすぐに飛び去ってしまいました。
飛び立ちを1/10倍速のスローモーションでリプレイするとようやく翅裏の斑紋が確認できてイチモンジセセリと分かりました。

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。


イチモンジセセリ@アレチウリ訪花吸蜜

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