2015/10/22
捕獲すると液体を吐き戻すキボシカミキリ♂
2015年8月中旬
畑作地に近い用水路沿いでキボシカミキリ(Psacothea hilaris hilaris)を発見。
最近、刈られたばかりの草むらでホストの桑灌木の近くに居ました。
飛び立つ気配がなく、カナムグラの葉上で心なしか呆然としています。
指で触れても歩いて少し逃げるだけです。
そこで手掴みで捕獲してみました。
前回(7年前!)はキーキー♪鳴いたのですけど、今回は掴み方が不味かったのか、鳴き声を発しませんでした。
その代わりに、開閉する大顎から醤油のような褐色の液体(消化液?)を吐き戻しました。
強い悪臭とかはなかったですけど、食べると苦かったり捕食者をたじろがせる効果が多少はあるのかもしれません。
気が済んだので撮影後は解放してやりました。
後食シーンを観察したかったのですけど、先を急ぎます。
触角が長いので性別は♂かな?
カメムシの幼虫を捕食するニホンカナヘビ
2015年8月中旬
峠道の道端の落ち葉でニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)を発見。
見事な保護色になっています。
冒頭は何か別な虫を食べているような気がしたのですけど、撮り損ねました。
歩き回る虫に数回トライしてようやく捕食に成功しました。
獲物はカメムシ(種名不詳)の幼虫のようです。
カメムシが放つ悪臭は天敵のカナヘビに対して身を守る効き目がないようです。
カナヘビは咥えたままの獲物を地面に擦りつけています。
手前の雑草や枯れ葉が邪魔でよく見えず、もどかしい思いをしながらゆっくりしゃがみ、ようやくカナヘビの顔を捉えたときには食べ終えていました。
食後のカナヘビは舌舐めずり。
体にアリが登ってきても気にしませんでした。
突然、身を翻して逃げて行きました。
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2015/10/21
ヨモギの葉を舐めるコアシナガバチ♂
2015年8月中旬
ヨモギの群落でコアシナガバチ♂(Polistes snelleni)を見つけました。
本種の雄蜂は今季初見かもしれません。
若葉の根本に潜り込んで、その表面を頻りに舐めています。
押す特有のカールした触角で葉表を常に探っています。
ヨモギに花外蜜線があるという話は聞いたことがありません。
アブラムシが分泌した甘露が付着しているのでしょうか?
しかしアブラムシのコロニーは見当たりませんでした。
私の目には見えないほどの細かな朝露を飲んでいたのですかね?
身繕いしてから飛び去りました。
3年前にも似たような事例を別種の♀で観察しています。
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ヨモギの葉を舐めるムモンホソアシナガバチ創設女王
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