2013/08/25
首輪付きの野生ニホンザル♀2頭
2013年7月上旬
山中の広場で遭遇した野生ニホンザル(Macaca fuscata)の群れの中に、発信機付きの首輪を装着させられた個体が少なくとも2頭いました。
一頭目の首輪猿は見慣れない青い箱(発信機?)を付けていました。@2:24
子猿同伴で広場を横切りましたが、性別はしっかり見分けられませんでした。
二頭目の首輪猿は単独行動の成獣で、発信機は黒い箱。@3:51
近くに子猿の姿はないものの、乳首が長いので♀。
顔つきからも先程の首輪猿が戻って来たのではなく別個体であることが分かります。
落ち着いた足取りで威風堂々と広場を横断。
猿害対策の一環として群れの遊動域を知る目的でテレメトリー調査しているのだとしたら、♀に発信機を付けるのが理に叶っています。
ニホンザルは母系社会なので、原則として♀は生まれた群れに一生留まります。(土着性)
一方、たとえ♂を捕獲して発信機を付けてもいずれ群れを離れてしまうため、群れの遊動域を知る目的には不向きでしょう。
さすがに映像から発信機のメーカーは見分けられませんが、例えばこのようなシステムだと思われます。
サル接近警戒システムなどの応用が実用化されています。
飛べ!ツメクサガ【ハイスピード動画&HD動画】
2013年7月上旬
河川敷の草むらでヒメジョオンに訪花するツメクサガ(Heliothis maritima adaucta)という昼行性の夜蛾(ヤガ科)を発見。
花から花へと飛び移る瞬間を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
同一個体の吸蜜シーンをHD動画でも撮ってみました。
少し離れたヒメジョオンの群落ではツメクサガが何頭も訪花していました。
求愛交尾や喧嘩などは見られませんでした。
調べてみると本種の幼虫の食草はムラサキツメクサらしく、なるほどこうして河川敷で発生するのも納得しました。
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2013/08/24
オオバギボウシの花で盗蜜するクマバチ♀
2013年7月上旬
民家の庭先に咲いたオオバギボウシの群落にキムネクマバチ♀(Xylocopa appendiculata circumvolans)が訪花していました。
よく見ると、このクマバチは白い花の細長い(狭い)筒の中に頭を決して突っ込まずに、花筒の根元を外から食い破って蜜腺を舐めていました。
このような採餌行動は穿孔盗蜜と呼ばれ、花の授粉に寄与しません。
花粉に触れないため、この個体の後脚にある花粉籠は空っぽでした。
花弁の盗蜜跡を調べて写真に撮れば良かったですね…。
関連記事→「クマバチ♀の盗蜜行動@タニウツギ」
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