2012年11月下旬
雪の付いた潅木で地味な小鳥がチョロチョロ動いていました。
ミソサザイ(Troglodytes troglodytes)です。
短い尾を立てています。
最後はチュンチュン♪と鳴きながら飛び去りました。
これは警戒声の地鳴きなのでしょう。
『日本の野鳥さえずり・地鳴き図鑑2014』p50によれば、ミソサザイの地鳴きは
チュッ、チュッと鳴く。
『色と大きさでわかる野鳥観察図鑑』p80によると、ミソサザイの地鳴きは
チャッチャッ。
ミソサザイの地鳴きを声紋解析してみる
元のMTS動画ファイルから音声をWAVファイルにデコードしてから鳴いている2秒弱を切り出しスペクトログラムを描いてみました。
前回は渓流の水音で鳴き声がかき消されてしまいましたが、今回は短いながらも地鳴きの声紋が得られました。
2012年11月中旬
山裾の広場に植えられた桜の老木(ソメイヨシノ? 春に要確認)でトゲアリ(Polyrhachis lamellidens)のワーカー♀を発見。
地衣類に覆われた幹をゆっくり徘徊する様子を接写してみると、刺の造形が格好良い。
たまに2匹がニアミスするも、喧嘩せず直ちに別れます。(映像なし)
ところが別の二匹は出会い頭に、キスを始めました。
同じコロニー仲間の栄養交換かと思いきや、喧嘩を始めました。
大顎による噛み合いではなく、押し合いへし合いのような小競り合いです。
やがて何事もなかったかのように、そのまま別れました。
別の巣由来の働き蟻だったのでしょうか?
『いつか僕もアリの巣に』p57によると、トゲアリは「主に関東から南に分布し、森林部に生息する。木の窪みに巣を作る」らしい。
巣を探してみると…→つづく