2024年4月上旬・午後14:35頃・晴れ
二次林の林床でナニワズ(別名エゾナニワズ、エゾナツボウズ)の低木群落が黄色い花を満開に咲かせていました。
ジンチョウゲ科とのことで、花の芳香を嗅いでみましたが、ジンチョウゲの香りとはまた違いました。
訪花昆虫を探してみたのですけど、残念ながらハナアブやハエ類の1匹さえも見かけませんでした。
ちなみに、以下の写真は動画と少し離れた別な地点で撮りました。
そこへ1匹のツマグロオオヨコバイ(Bothrogonia ferruginea)が飛来して、ナニワズの葉に止まりました。
ナニワズは夏に葉が枯れる冬緑性の植物ですから、早春だからと言って若葉という訳ではありません。
林床の木漏れ日で日光浴しています。
落葉樹林なので、林床の低層植物まで日光が届くのは早春の時期だけです。
(冬季のナニワズ群落は雪の下に埋もれています。)
しばらくすると、ツマグロオオヨコバイはなぜかナニワズの葉裏にくるりと回り込んで隠れてしまいました。
ナニワズから吸汁するために口吻を突き刺したかどうか、確認できていません。
クマリン配糖体を含有する有毒植物のナニワズから吸汁するか、それとも忌避するか、気になります。
ナニワズは草食動物に食べられないためにクマリンという毒を溜め込むよう進化したと思われますが、送粉者の昆虫は花蜜や花粉を食べても大丈夫なのでしょうか?
訪花昆虫の動画が撮れたときに改めてこの話題を取り上げるつもりですが、Perplexity AIを使って下調べすると面白いことが分かりました。
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同じ日に民家の庭に咲いていたジンチョウゲとシロバナジンチョウゲの花の写真をついでに載せておきます。
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