2018年11月中旬
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ヒメジョオンの蕾に止まって休むオオセイボウ
川の堤防に咲いたヒメジョオンの群落で蕾にしがみついてじっとしていたオオセイボウ(Stilbum cyanurum pacificum)が突然、自発的に覚醒しました。(私が無理やり起こした訳ではありません。)
左右の触角を盛んに動かして探りながら、蕾の上で方向転換してくれました。
ヒメジョオンで吸蜜しているのでしょうか?
しかしオオセイボウが止まっているのは舌状花の花弁が開きかけた蕾で、花蜜は出てないはずです。
したがって、吸蜜行動ではありません。
蜂は隣の更に未熟な蕾に移動しました。
後ろ姿になり、触角を脚で拭って身繕い。
舌を伸ばして脚も舐めました。
脚で自分の腹背と胸背を掻きました。
ヒメジョオンの株のてっぺんからクモの糸(遊糸? しおり糸? 円網の枠糸?)が左右に伸びています。
オオセイボウ:側面@ヒメジョオン蕾 |
オオセイボウ:顔@ヒメジョオン蕾 |
オオセイボウ:側面@ヒメジョオン蕾 |
オオセイボウ:背側@ヒメジョオン蕾+身繕い |
なかなか飛び立つ気配がないので、おそらく寿命間近なのだろうと判断し、採集することにしました。
持参したプラスチックのバイアルの蓋を開けて指で蜂を追い込み、中にポトンと落としました。
あっさり囚われの身となったオオセイボウは容器の底で体を丸め、防御姿勢になりました。
オオセイボウの性別はどこで見分けるのですかね?
腹端が独特の形状をしています。
以下は標本の写真を掲載予定。
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