笹の葉に眼下腺でマーキングするニホンカモシカ
2015年11月上旬
私が里山の山道を登っていると、横の藪に座って休んでいた野生のニホンカモシカ(Capricornis crispus)が驚いて立ち上がりました。
しばらく対峙した後に、いつものように鼻息を荒らげる威嚇をしつつ少し走り去りました。
絶好の撮影チャンスなのに、カメラの起動トラブルで痛恨のタイムロス。
(動画はここから。)
こちらを振り返ったカモシカの顔をよく見ても、耳介や角に個体識別できそうな特徴は無さそうです。(見覚えがない個体)
カモシカは道端の笹の葉裏の匂いを頻りに嗅ぐと、眼下腺を擦り付けてマーキングしました。(@0:23)
つづいて横から伸びた枯れ枝の先を齧りました。(@1:13)
採食というほど本格的ではなく、気紛れかもしれません。
緩やかな上り坂をゆっくり歩き去り、つづら折れを右に曲がり姿を消しました。
(映像はここまで。)
急いで追いかけるも、見失いました。
どうもカモシカにまかれたようで、なぜか背後から威嚇の鼻息が響いてきました。
私も真似して応酬します。
その後も再会できませんでした。
今思うと、カモシカがマーキングした笹の匂いを私も実際に嗅いでみればよかったですね…。
▼関連記事
ニホンカモシカの眼下腺マーキング
0 件のコメント:
コメントを投稿