2013年8月中旬
里山の真っ直ぐな細い林道の上空をオニヤンマ♂(Anotogaster sieboldii)がパトロールするように往復していました。
交尾相手の♀が飛来するのを待ち構えているようです。
縄張りの端に立って待ち構え、引き返す直前に行う停空飛行(ホバリング)を240-fpsのハイスピード動画に撮ってみました。
『日本動物大百科10昆虫Ⅲ』p7によると、
高速飛行のトンボは脚を折り畳んで空気抵抗を減らす。
スローモーションの映像を見ると、確かにその通りでした。
よく見ると、体に引き付けた後脚も羽ばたきのリズムで動いていることが分かります。
前脚、中脚は折り畳んでいます。
『講談社カラー科学大図鑑:トンボ』p31によれば、
オニヤンマが山道の上を飛びながら行ったり来たりするのは、時間も短いですし、範囲もはっきりしないので、縄張りの原始的なものと考えられています。
(てっきりオニヤンマかと思い同定用の写真も撮らなかったのですけど、もしかして別な種類ですかね…?)
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