2012年6月中旬
小さく咲いたマユミ(檀)の白い花に黒っぽい小蜂が訪花していました。
次々に花蜜を舐めて回ります。
花粉を集めている行動は見られず、後脚の花粉籠も空っぽでした。
同定のため、撮影後に蜂を採集しました。
動画に登場する蜂と同一個体である保証はありませんが、採集の後は訪花する蜂が居なくなりました。
素人目にはコハナバチの一種だと思うのですが、どうでしょう。
標本背面@方眼紙 |
側面@方眼紙 |
顔 |
腹端@方眼紙 |
死後は毒針が伸びていた |
取り敢えず翅脈だけでも記録しておこうと考えました。
しかしあまりにも小さな蜂で、不器用な私には展翅どころか虫ピンを打つことも出来ません。
カッターナイフでなんとか翅を根元から切り落としたものの、標本はバラバラになってしまいました…。
おまけに後翅はくしゃくしゃに…。
それでも苦労した甲斐あって、「前翅の基脈は、弧状に強く湾曲する」ことから、ヒメハナバチではなくコハナバチ科の一種だろうと判明しました。
【参考】『あっ!ハチがいる!』別冊:日本産ハナバチ類の検索表「日本産コハナバチ科の属の検索表」を参照しても、これ以上はお手上げです。
前翅@方眼紙 |
後翅@方眼紙 |
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