2012年5月中旬
鎮守の森の参道斜面に咲くキバナイカリソウの群落で訪花するマルハナバチがいました。
時期的に未だ創設女王の単独営巣期だと思います。
『置賜の花』p17によると、
「キバナイカリソウは距の先端部に蜜を蓄えている。この蜜はトラマルハナバチの女王によって最もよく利用されていて、イカリソウの花粉媒介昆虫になっている。」
『マルハナバチハンドブック』p23によると、
「イカリソウの仲間は長い距をもち、マルハナバチをパートナーにしている。」
薄暗い林床で花から花へ忙しなく飛び回るため、映像による同定はあまり自信ありません。
オオマルハナバチにしては胸部背面前縁の白線が細い気がします。
もし間違っていたらどなたかご指摘願います。
例えば、コマルハナバチにも胸背部前縁と腹部第2節に白色もしくは黄白色の帯を有する個体もあるらしい。
(『日本の真社会性ハチ』p210より)
キバナイカリソウのように蜜腺が深い位置にある花から吸蜜する際にオオマルハナバチは盗蜜癖があるらしいのですが、映像では確認できませんでした。
後脚の花粉籠に花粉団子は付けていません。
辺りは暗い杉林。 |
ストロボで白飛びしてますけど、肉眼では薄黄色の花です。 |
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