2024年4月中旬・午後12:35頃・晴れ
里山で稜線上の山道を縦走していると、オオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)を見つけました。
この時期だとワーカー♀ではなく、越冬から目覚めた創設女王が独りで営巣適地を探索しているのです。
枯葉の上に乗った女王蜂は、長い口吻を出し入れしながら身繕いを始めました。
後脚にある空荷の花粉籠がよく見えます。
手前の落枝が撮影の邪魔(目障り)なので、私が動画を撮りながら横に少しずれようとしたら、落ち葉を踏む音に警戒した蜂は落ち葉の下に潜り込んでしまいました。
そこが営巣地の入口なのかと思ったのですが、オオマルハナバチ女王の静止した脚の先端だけ覗いて見えているので、ただ隠れただけのようです。
関連記事(12年前の撮影)▶ 「穴があったら入りたい!」オオマルハナバチ創設女王
山登りで標高が上がると、平地性のクロマルハナバチから山地性のオオマルハナバチへと優占種が見事に(図鑑に書いてある通りに)交代する様子が分かります。
両種が混棲するエリアもあります。