2024年4月中旬〜下旬
シーン0:4/10・午後13:11・くもり(@0:00〜)
明るい日中に撮れた現場の様子です。
根雪が完全に消えた休耕地でホンドタヌキ♀♂(Nyctereutes viverrinus)の巣穴を自動センサーカメラで見張っています。
枯草に覆われた地面に巣穴が幾つも開いているのですが、タヌキ、アナグマ、キツネが三つ巴で営巣地を乗っ取ったり同居したりして、複雑な状況でした。
タヌキの登場シーンをまとめます。
シーン1:4/18・午後23:22・気温12℃(@0:03〜)
深夜に右から来たタヌキが巣口Mの匂いを嗅いでから、その奥へと慎重に潜り込みました。
その後は巣外に出て来ませんでした。
シーン2:4/22・午後13:59・くもり(@0:31〜)
昼間の様子です。
シーン3:4/25・午後22:15・くもり・気温11℃(@0:34〜)
晩遅くに、3頭のタヌキが営巣地に来ていました。
タヌキの家族が出巣Mした瞬間を撮り損ねた直後なのかもしれません。
そのうちの1頭が早々に左の暗闇へと立ち去ります。
2頭目もその後を追って枯野を左へ横切りました。
最後の3頭目は巣口L、Mfの匂いを順に嗅いでから引き返し、巣穴Mbの中に入りました。
採餌に出かけるパートナーを見送ってから、独りで留守番するようです。
この個体はお腹が空いていないのかな?
もしかすると、留守番したのは出産したばかりの♀で、乳飲み子の世話をしないといけないのかもしれない、と想像しました。
だとすれば、採餌から戻った♂やヘルパーが♀に給餌するはずです。
【考察】
この巣穴に一時期住み着いていた疥癬キツネは姿を消し(死亡?)、アナグマもときどき通りかかるだけで巣穴に出入りするシーンは撮れていません。
したがって、この営巣地は再びタヌキ一家のものになったようです。
しかし力づくで奪い取ったというようなシーンは記録されていません。
タヌキの個体識別ができていませんが、♀♂ペアと前年に産まれた子供(ヘルパー?)の3頭で暮らしているようです。
私としては何が観察できても嬉しいのですが、疥癬症の原因となるヒゼンダニが蔓延してタヌキにも感染するのではないかと心配していたので、疥癬キツネが居なくなってくれてホッとしました。
つづく→