2025/04/07

化粧してから落ち葉の下に隠れて休むオオマルハナバチ創設女王

 

2024年4月中旬・午後12:35頃・晴れ 

里山で稜線上の山道を縦走していると、オオマルハナバチ♀(Bombus hypocrita)を見つけました。 
この時期だとワーカー♀ではなく、越冬から目覚めた創設女王が独りで営巣適地を探索しているのです。 

枯葉の上に乗った女王蜂は、長い口吻を出し入れしながら身繕いを始めました。 
後脚にある空荷の花粉籠がよく見えます。 
手前の落枝が撮影の邪魔(目障り)なので、私が動画を撮りながら横に少しずれようとしたら、落ち葉を踏む音に警戒した蜂は落ち葉の下に潜り込んでしまいました。 
そこが営巣地の入口なのかと思ったのですが、オオマルハナバチ女王の静止した脚の先端だけ覗いて見えているので、ただ隠れただけのようです。 




山登りで標高が上がると、平地性のクロマルハナバチから山地性のオオマルハナバチへと優占種が見事に(図鑑に書いてある通りに)交代する様子が分かります。 
両種が混棲するエリアもあります。

2025/04/06

秋風で舞い散るイチョウの黄葉

 

2022年11月上旬・午後13:20頃・晴れ 

川の堤防路にそびえ立つイチョウの大木が見事に黄葉していました。 
背後の青空には秋らしい絹雲が広がっています。 

秋風が吹くと、イチョウの黄葉がハラハラと舞い散ります。 
ドラマチックな桜吹雪ならぬ銀杏吹雪を動画で記録したかったのですが、カメラを向けたら強い風が止んでしまいました。 
イチョウにズームインしてみると、まだ黄緑色の葉もところどころ残っています。 
幹に巻き付いたツタの葉も色づき始めていて、イチョウ大木の左右に並ぶ桜(ソメイヨシノ)は紅葉していました。 

周囲の地面は黄色い落葉が美しく敷き詰められていました。 
当然ながら、母樹に近い土手の上部ほど黄色い落ち葉の密度が高くなっています。 


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ホンドギツネが巣口の匂いを嗅いだだけで逃げ出した奥には死骸が埋まっている?【トレイルカメラ】

 



2024年4月中旬・午後17:40頃・くもり・気温10℃・(日の入り時刻は午後18:22) 

アナグマの死後も平地の二次林で旧営巣地(セット)を自動撮影カメラで見張っていると、夕方にホンドギツネVulpes vulpes japonica)がやって来ました。 
前回の登場から12日ぶりで、尻尾がフサフサした健常個体でした。 
巣口Rの匂いを念入りに嗅いでから、足早に左の巣口Lへ向かいました。 
次に巣口Lを見下ろして匂いを嗅ぐと、慌てて右へ走り去りました。 

巣穴Lに住み着いた野生動物は居ないので、巣内の家主に威嚇された訳ではありません。 
下半身の麻痺した「いざりタヌキ」が巣穴Lの奥で餓死しているのではないか?と私は疑っています。 
その死臭を嗅覚の鋭いキツネが嗅ぎつけて、逃げ出したのでしょうか? 
キツネは新鮮な死骸なら食べるらしいのですが、腐敗の進行した死骸を忌避するのだそうです。 

私の嗅覚では、この営巣地で死臭を感じません。
巣口Lにハエが飛び回っている訳でもありませんでした。
死骸の有無を確かめるには発掘調査をする必要があるのですが、何年も使われてきた巣穴を壊したくありません。


つづく→

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