2025/07/27

早春の雪国で活躍する家庭用の小型除雪機【FHD動画&ハイスピード動画】

 

(北半球の)みなさまに暑中見舞い申し上げます。 
あまりにも暑いので、いつもと趣向を変えて、少しでも涼し気な動画をお届けします。 


2023年3月中旬・午後17:05頃・晴れ 

山麓の農村部で小型のロータリー式除雪機で道端の雪を片付けていました。 
側面にYANMARのロゴが見えます。 
家屋の周囲に積み上げられた雪の山を切り崩しながら遠くに吹き飛ばしているようです。 
おそらく冬に屋根からの雪下ろしで積み上がった雪山を、春になって片付けているのでしょう。 
おまけに車道から大型除雪車が車道から道端に飛ばした雪も一緒に積み上がっているので、暖冬でも巨大な雪山が形成されます。 
昨今では各家庭で小型の除雪機を所有していることが多いです。

240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@0:23〜) 
砕いた雪を連続で吹き飛ばしていて、見応えがあるスーパースロー動画になりました。 
最後に小さな雪塊が1個だけ排出され、放物線を描いて飛んで行く様が、いとおかし。 


2025/07/26

山林で溜め糞場の周辺を昼夜うろつくニホンカモシカ:6月中旬【トレイルカメラ:暗視映像】

 



2024年6月中旬 

シーン0:6/14・午後12:14・晴れ(@0:00〜) 
明るい昼間にたまたま撮れた現場の様子です。 
里山の雑木とスギの混交林で、ニホンカモシカCapricornis crispus)の通う溜め糞場sr2を自動センサーカメラで見張っています。 
基本的に画面の左から右に向かって上り坂ですが、溜め糞場の付近はほぼ平坦になっています。 
画面の手前から奥に向かう獣道と左右に通る獣道の交差点になっています。 


シーン1:6/15・午前1:27・気温19℃(@0:04〜) 
深夜にカモシカが獣道を右から来て手前に曲がりました。 
林床のあちこちに散乱する溜め糞の匂いを嗅ぎながら、左下手前へ歩き去りました。 
今回は溜め糞場sr2で排便しないで素通りました。 


シーン2:6/19・午前11:34・晴れ・気温28℃(@0:19〜) 
監視カメラの画角が急に変わったのは、前日に来たクマが手で叩き落とそうとしたからです。 



溜め糞場sr2を監視できなくなりましたが、昼前にカモシカがスギ立木の奥を右から左に横切りました。 
1.5倍に拡大した上でリプレイ(@0:33〜)。 
藪の隙間から見えたのは、ニホンカモシカで間違いありません。 
ハリギリの巨大倒木の方に向かったようです。 
カモシカが溜め糞場の位置を変更したのかと思ったのですが、後に現場検証しても糞粒は見つかりませんでした。 


つづく→

空のマヨネーズ容器に残る歯型の謎【フィールドサイン】

2024年6月中旬 

フィールド調査のついでに、平地のスギ防風林に散乱する不燃ゴミを拾って帰ります。 
林内には野生動物たちが長年通った獣道が何本も作られています。
発泡スチロールの破片などの他に、林床に転がっていたプラスチックの透明な容器が気になり、写真を撮りました。
この特徴的な形は、明らかにマヨネーズのプラスチック容器です。 
よく見ると、容器にはAJINOMOTOのロゴがあります。 
中身は空っぽなのに、動物の噛み跡が付いてボロボロになっています。 
マヨネーズの主成分は油なので、いかにも野生動物(タヌキやキツネなど)が好みそうです。 
美味しそうな匂いに惹かれてゴミ捨て場から持ち去り、獣道の途中で捨てた後も幼獣などが繰り返し遊び道具にしたようです。 
ちなみに以前、林内で見つけたポテトチップスの空き袋も同じ理由でしょう。(写真を撮り忘れました。) 

専門家は容器に残る歯型を調べれば、動物の種類を推定できるのかもしれません。 
ゴミの表面に唾液が残っていれば、DNAで鑑定できそうです。 

田舎の林内には多数の不燃ゴミが放置されています。 
私は初め、誰かが不法投棄したのかと憤慨していました。 
しかしトレイルカメラなどを使って野生動物の観察を進めるにつれて、実はタヌキなどが気になるゴミを拾ってきて林内に捨てている場合もあると分かりました。 
山林にゴミを撒き散らすタヌキはけしからん!とは必ずしも言い切れません。 
元々は近隣住民のゴミの捨て方に問題があるのが元凶です。 
ゴミ捨て場を荒らすカラスの問題と同じで、ゴミ収集車が来るまで、鍵付きの頑丈なゴミ捨て小屋にしまっておけば解決するでしょう。 

私は野生動物が好きなので、ゴミ問題で悪者扱いされないように、微力ながら少しでも環境美化に務めることにしています。 
一番の理由は、せっかく撮れた野生動物の生態動画の背景にゴミが写っていると興ざめだからです。 
野外に放置されたプラスチックのごみはいつまで経っても自然に分解されず、粉々になったマイクロプラスチックは深刻な環境汚染をもたらします。
プラスチックのゴミを誤食した野生動物が健康を害する可能性もあります。


関連記事(1年前の撮影)▶ 獣道に片方だけ捨てられた古い長靴の謎


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