2024/01/28

ニホンアナグマ幼獣の首筋を咥えて1頭ずつ巣穴の外へ連れ出す♀【トレイルカメラ:暗視映像】

 




2023年6月上旬

ニホンアナグマ♀(Meles anakuma)が幼獣を運んで、2つの巣穴の間で行ったり来たり引っ越しを繰り返す様子をまとめました。 


シーン1:6/1・午後21:24・(@0:00〜) 
ある晩に♀が身震いしてから奥の巣穴に入りました。 
やがて1頭の幼獣を口に咥えて巣穴Rから外に出て来ました。 
幼獣が育って体重が増したようで、手前の巣穴Lへ運ぶ途中で♀は何度も地面に置いて休んでいます。(R➔L) 
首筋を咥えられた幼獣は暴れたりしないで、おとなしく運ばれて行きます。 

カメラに正面を向いた際に、左右の目の大きさが違う(右目<左目)という特徴から、♀と見分けられます。 
見る角度によりますが、首筋に白斑があるのも、この♀の特徴です。 


シーン2:6/1・午後21:26・(@0:41〜) 
♀は空荷で奥の巣穴Rに引き返しました。 
次に出巣Rした際には、また別の幼獣を咥えていました。 
そのまま手前の巣穴Lへ運搬します。(R➔L) 


シーン3:6/1・午後21:29・(@1:10〜) 
♀が空荷で入巣Rすると、次の幼獣の首筋を咥えて出巣Rしました。 
3頭目の幼獣を連れて巣穴Lに引っ越し。(R➔L) 


シーン4:6/2・午前0:27・(@1:42〜) 
深夜に日付が変わりました。
小雨がぱらぱらと降っていても気にせずに、♀が幼獣の引っ越しをしたので驚きました。(雨天決行!) 
手前の巣穴Lから幼獣を引きずって外に出ると、重い幼獣を途中で地面に下ろして身震いしました。 
奥の巣穴Rには幼獣を咥えたまま後ろ向きで入ったようです。(L➔R) 
♀が空荷で出巣Rし、手前の巣穴Lに戻ったところで録画終了。 


シーン5:6/2・午前0:29・(@2:27〜) 
次にトレイルカメラが起動すると、小雨がぱらつく中を♀が幼獣を運搬中でした。(L➔R) 
空荷の♀が巣穴RからLへ戻る途中で身震いして、雨で濡れた毛皮の水気を切りました。 
しばらくすると、♀が手前の巣穴Lから後ろ向きで幼獣を外に引きずり出しました。 
かなり手荒に扱っても、幼獣は鳴き声一つ立てません。(L➔R) 

1分半の録画時間で2回連続の幼獣運搬が撮れたのは初めてかもしれません。 
引っ越しに慣れて一連の動きが無駄なくスムーズになったのでしょうか。 


シーン6:6/2・午前0:31・(@3:24〜) 
空荷で入巣Lした♀が次の幼獣の首筋を咥えてアクセストレンチを後ろ向きで外に出て来ました。 
重い幼獣を一旦地面に置いてから咥え直し、奥の巣穴Rへ運び入れました。(L➔R) 

♀は夜中に計4頭の幼獣を続けて運んだことになります(L➔R)。 


シーン7:6/5・午後22:39・(@4:10〜) 
3日後の晩に、また引っ越しシーンが撮れていました。 
♀が入巣R直後に幼獣を咥えて外に引きずり出しました。(R➔L?) 
カメラの電池が消耗していて、尻切れトンボで録画終了。 


シーン8:6/5・午後22:41・(@4:22〜) 
次にカメラが起動したときには、巣穴Rへ向かう♀の後ろ姿が写りました。 
巣口Rで待っていた幼獣を咥えて外に引きずり出したところで、録画終了。(R➔L?) 


シーン9:6/6・午前1:43:・(@4:22〜) 
日付が変わった未明。 
引っ越しの途中で地面に一旦下ろした幼獣の尻の辺りを♀が舐めてやっていました。 (対他毛繕い)
幼獣を運んで奥の巣穴に辿り着く前に録画終了。(L➔R) 


シーン10:6/6・午前1:44:・(@4:46〜) 
カメラの電池切れでわずか5秒間しか撮れなかったものの、幼獣を運んだ♀の入巣Rまでなんとか見届けることができました。(L➔R) 


シーン11:6/6・午後19:21・(@4:51〜) 
なぜか電池が復活しました。 
基本的にアナグマは昼間、巣内で休みます。

晩になると♀が幼獣を咥えたまま手前の巣穴Lに向かって後ろ向きに引きずっていました。(R➔L) 
最後は巣口Lで向きを変え、前から入巣Lしました。 
…と思いきや、♀が巣口Rの方を振り返りました。 
ケケケケ♪またはキュキュキュキュ♪のような騒がしい鳴き声がかすかに聞こえます。 
繁殖期に夜這いに来た♂が♀に求愛する鳴き声(ジェジェジェビーム♪)とは違います。 
どうやら巣口Rで待っている幼獣が鳴いているようです。 
幼獣同士で兄弟喧嘩しているのか、それとも母親を呼んでいるのか、どちらでしょう?
巣口Rで待っている幼獣の姿は見えないものの、巣口Rから飛び出ている枯草が中に引っ込みました。 

しばらくして出巣Lした♀は、身震いしてから入巣R。 
巣口Rで待っていた幼獣を咥えようとしたところで、録画終了。 


シーン12:6/6・午後19:23・(@5:37〜) 
♀が幼獣の首筋を咥えて手前の巣穴Lに運び入れました。(R➔L) 
このとき♀は頭から入巣Lしています。 


シーン13:6/6・午後19:24・(@5:47〜) 
次の幼獣を手前に引きずって運ぶ間にも、幼獣が鳴き叫ぶ声が聞こえます。(R➔L) 
まさに運ばれている幼獣が珍しく鳴いているのかもしれませんが、幼獣の口は動いていません。 
画面には写っていない別個体の幼獣が鳴いているのだろうと私は推測しています。 


シーン14:6/6・午後19:26・(@6:05〜) 
♀が身震いしてから奥の巣穴に戻ると、巣口Rに待機していた幼獣を咥えて外に連れ出しました。(R➔L?) 


シーン15:6/6・午後23:55・(@6:35〜) 
4時間半後の深夜に、再び♀が幼獣を運んで引っ越しました。(L➔R?) 
運搬中の♀が横向きになった際に、腹部に乳房がちらっと見えたような気がします。 


シーン16:6/7・午後19:23・(@6:40〜) 
翌日の晩に撮れた引っ越しシーンです。 
幼獣を運ぶ途中の♀が地面に座って痒い体を足で掻いていました。 
入巣Rする際に身震いしました。(L➔R) 


シーン17:6/8・午後14:50・気温25℃・(@6:59〜) 
別アングルに設置した新機種のトレイルカメラに珍しく引っ越し?シーンが撮れてしました。 
しかも明るい昼間の時間帯です。 
♀が入巣Rしてしばらくすると、同じ巣穴Rから後ろ向きで外に出て来ました。 
口には幼獣を咥えています。 
♀は幼獣を巣口Rに置いて、対他毛繕いを始めました。 
明るい自然光下で幼獣の姿を見たのは初めてかもしれません。 
親は茶色なのに、幼獣は白っぽい毛皮でした。 
幼獣でも顔には一丁前に白黒の縞模様がすでに描かれています。 

 ※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。 
※ 鳴き声が聞き取れるように動画編集時に音声を正規化して音量を強制的に上げています。 


【考察】 
幼獣の個体識別は難易度が高すぎて私にはとても無理ですが、連続して最大4回の引っ越しが観察されたので、♀が育てている幼獣の数は計4頭と考えています。
(トレイルカメラの撮り漏らしがあれば、もっと多くなります。)

隣接する2つの巣穴の間で幼獣を行ったり来たり移動させているだけですし、どうも「引っ越し」と呼ぶのは適切ではなさそうです。 
幼獣を連れた引っ越しの方向が日によって一定しないので(L⇔R)、♀の目的が分かりません。 
そもそも巣穴Lと巣穴Rは内部でつながっているのか、独立しているのか、知りたいところですが、今のところ確かめようがありません。 
同じ育室で幼獣と長期間暮らしていると巣材(寝床)にダニやノミなどの寄生虫が発生し、引っ越しを余儀なくされるのかもしれない、と考えたこともあります。 
それなら使い古した巣材を外に出して捨てたり天日干ししたりするはずです。

育室をときどき引っ越すこと自体に意味があるのではなく、幼獣を短時間でも外に連れ出して外界の環境に少しずつ慣らすのが目的のような気がしてきました。(幼獣の外気浴、日光浴) 
雨天でも小雨なら容赦なく幼獣を外に連れ出します。
ヒトの育児でも乳児を乳母車に乗せて外に散歩に出かけますよね。 
この育児にヘルパー♂は関与しないようで、ワンオペの♀はてんてこ舞いです。
4頭の幼獣を連れて順番に外出させようとしても、元の巣穴に幼獣を戻してしまうと大変です。
どの個体が外出済でどの個体が未だなのか、ワンオペの母親には分からなくなってしまう可能性があります。
そのような混乱を避けるための工夫として、引っ越しのていを取っている、と考えれば辻褄が合います。
あるいは長距離の引っ越しに備えて予行練習(トレーニング)をしているのかな? 

「いきもの.com」というサイトでユーラシアアナグマの生態についてまとめられていました。
ニホンアナグマよりも詳しく調べられている近縁種なので、参考のために引用させてもらいます。
 一般的に生まれる子供の数は乳首の数の半分と言われていますが、ユーラシアアナグマの場合も、3対の乳首に対し、平均産仔数は3頭です。 赤ちゃんは生後4~5週で目を開き、8~10週でセットから出るようになります。 生後2.5カ月には離乳し、約1歳で性成熟に達します。
セットには複数の家族群がいることもあります。 この時、それぞれの家族は別々の部屋を利用します。 また、面白いことにセットは親世代から子世代に引き継がれることがあります。


後半の下線部を読んで驚愕しました。

もしもこれが私が観察するニホンアナグマのセットについても当てはまるのなら、これまでの私の解釈は全て抜本的に見直す必要があります。

1頭ずつ違う色の首輪を装着するなどして、厳密に個体識別したいところですけど、素人には無理な相談です。



つづく➔ 大量の落ち葉を掻き集めて引っ越し先の巣穴に運び入れるニホンアナグマ♀【トレイルカメラ:暗視映像】

サイハイランの花

2023年6月上旬・午後13:15頃・くもり 

平地の雑木林の昼なお薄暗い林床に見慣れない花が咲いていました。 
ミョウガを連想させるような薄いピンク色の花が、直立した茎の上部にびっしりと並んで咲いています。 
Google画像検索してみたら、一発でサイハイランと判明しました。 
近縁種のモイワランも検討しましたが、花の色が薄くて葉があるのでサイハイランのようです。
多くのラン科植物で知られているように、サイハイランは部分的菌従属栄養植物(潜在的な腐生植物)なのだとか。
葉が黄変しているのは、日照不足で枯れそうなのか、それともスプリング・エフェメラルなのかな? 
図鑑によれば、サイハイランの葉は常緑らしい。

現場では気づかなかったのですが、撮れた写真を確認すると、サイハイランに小さなハエが訪花していました。 
送粉者をじっくり調べるのが来季の宿題です。 

現場の二次林はニホンアナグマの営巣地で、他の野生動物も多く暮らしています。 
この森がもし伐採されそうになったら微力ながら保護活動したいのですが、希少種の生き物がいるという事実が必要です。 
フィールドでネジバナ以外の野生ランを見つけたのは初めてで嬉しかったのですけど、山形県でサイハイランは絶滅危惧種というほどレアではないようです。

田植え後の水田で働くアイガモ・ロボ(水田自動抑草ロボット)

 

2023年5月下旬〜6月上旬 

前回の記事(同日に隣の田んぼで撮影):▶ 田植え後の水田で採食するカルガモ(野鳥) 


合鴨農法について私が初めて知ったのは、確か漫画(『美味しんぼ』『夏子の酒』など)からだったと記憶しています。 

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有機農業として一石二鳥どころか、三鳥、四鳥もある優れたアイデアです。 
しかし実践してみると、手間がかかる割には肝心の除草効果が安定しない、などの課題があるそうです。 
アイガモを放鳥しても、生き物は気まぐれですから広い水田を万遍なく巡回してくれません。
いっそのこと機械化・自動化してロボットに任せようという発想が出てくるのは当然です。 


シーン1:5月下旬・午後14:30頃・晴れ(@0:00〜) 
田植えが終わったばかりの水田で、水上ドローンのような奇妙な人工物が動き回っていました。 
近くで誰かが見張りながらラジコン無線で操作しているのではなく、無人のロボットが自律的に水田の中を遊泳しています。 
ロボットが田んぼの水を撹拌して回るだけで、アイガモ農法のように水田の除草効果があるらしい。 
噂には聞いていたものの、実際に動いている姿を初めて見ました。 
開発の歴史的な経緯から合鴨農法にちなんでアイガモロボと名付けられただけで、形状がアイガモに擬態している訳ではありません。 

ロボットが近づいてきたときによく観察すると、ルンバを連想させるシンプルな作りでした。 
緑のプラスチック製の外枠を浮きにして、いかだのように水面に浮いています。 
上面には太陽光パネルが取り付けられていて、昼間は休みなく働き続けることが可能になっています。 
後方に伸びる短い突起はGPSや携帯電話と連携するためのアンテナなのかな? 
稼働中は側面の緑色パイロットランプが点滅しています。 
植えたばかりの稲の苗はまだ草丈が低いので、ロボットが通り過ぎても、水中に倒伏してしまうことはありません。 
 1対の細長い螺旋状のスクリューが回転することで推進力を得ています。 
このタイプのスクリューは、水深が浅くても平気で進めます。
このプロペラで田んぼの泥水を激しく撹拌している様子が見えました。 
船を推進させるだけならスクリューをもっと静かに回転させた方がエネルギーのロスは小さいのですが、水田除草機としては水底の泥が舞い上がるほど水を激しくかき混ぜる必要があるのです。 
田んぼの水が泥で濁ると、雑草の種子が芽生えても光合成ができなくなり、成長が抑制されます。 
一方、イネはある程度育った苗を植えるので、水の透明度が下がっても全く影響を受けません。 
畦道の手前まで来るとアイガモロボットは減速し、片方のスクリューを逆回転させてくるりと方向転換しました。 
ロボットのモーター音や撹拌音を近くで聞いても静かでした。

ちなみに、このスクリューの形状は「アルキメデスの螺旋」と呼ばれていて、古代ギリシアのアルキメデスが揚水ポンプとして発明したことで有名です。
船の推進装置としては、砕氷船のスクリューに採用されているのを見たことがあります。
シーン2:6月上旬・午前10:30頃・晴れ(@2:18〜) 
ちょうど2週間後に同じ田んぼを再訪すると、稲の苗が順調に育っていました。 
この日もアイガモロボが黙々と働いています。 
せっかくなら三脚を立ててアイガモロボの動きを長時間微速度撮影すればよかったですね。 
田んぼの角まで来たらどんな動きをするようにプログラムされているのか、興味があります。 

アイガモロボが通過した後のはずなのに、なぜか手前の水は澄んで見えます。
水の濁りはすぐに収まってしまうのかな?
やがて田んぼの水位を下げる時期になると、アイガモロボは撤去されました。 
私が思ったよりも短期間しか使われないようです。 
大きく育った稲の上をアイガモロボが通過すると、稲が倒伏してしまうという問題もあるのでしょう。 

この記事は企業案件(宣伝)ではありません。 
私が面白いと思ったから動画に撮って記事にしました。 
素人目線でも除草効果に疑いがあれば、そのように忖度なく書くつもりです。 

アイガモロボを導入した水田は一部の区画だけなので、処理区と隣接する対照区で除草効果を比較することが可能です。 
「処理区はアイガモロボが通過した直後は田んぼの水が撹拌されて濁り、光合成が妨げられて雑草の成長が抑えられる。 一方で対照区は田んぼの水が澄んでいて、雑草が繁茂してしまう。」
 …という分かりやすい比較写真を撮ろうとしたのですけど、素人目には効果がはっきりしませんでした。 (※追記参照)
ドローンを飛ばさないと田んぼの中央部には近づけないために、農道や畦道から田んぼの端の写真しか撮れないのが問題です。 
ルンバ(お掃除ロボット)でもアイガモロボでも、作業区画の端っこはどうしても作業漏れがあるのかもしれません。 

田んぼの水面に緑藻(アオコ? アオミドロ?)が生えているのが気になりました。 
肥料のやり過ぎで水質が富栄養化している区画なのでしょう。 
私が調べた限り、これは稲作にはあまり害がなく、今問題にしているアイガモロボの除草効果とは関係ないのだそうです。(この点が間違っていたら、ご指摘ください。) 

生きたアイガモを使った合鴨農法では、雛や若鳥が天敵に捕食されないように保護する必要があります。 
アイガモロボは高価なので、盗難が心配です。 
盗まれても稼働しないよう遠隔操作できるのだとか。 

ロボットを開発・販売した井関農機の公式サイト(アイガモロボ特設サイト)を見ると、アイガモロボのメーカー希望小売価格は、税込で¥551,100円でした。 
高額な投資に見合った除草効果があったかどうか、除草剤の使用量をどのぐらい抑えられたのか、米の収量や品質は向上したのか、ロボットの耐久年数はどのぐらいなのか、稲作農家が総合的にシビアに判断するはずです。 
最新技術のアイガモロボを導入しているというだけで話題になりますし、収穫した米のブランド価値が高まる(高く売れる)のかもしれません。 
アフィリエイト:アイガモ農法米 
食用の米だけでなく、酒造用のブランド米で導入される例もありそうです。

2023年は異常気象で非常に暑い夏でした。
水田雑草ではありませんが、例えばセイタカアワダチソウの成長が妨げられるほどの酷暑でした(高温ストレスで背が高く生育しなかった)。 
水田抑草ロボットの評価が定まるには、何年か継続して使ってみる必要があるでしょう。


※【追記】
よくよく考え直すと、アイガモロボが居ない隣の田んぼでは従来通りの除草剤を撒いたはずなので、対照区とは言えませんね。
アイガモロボも除草剤も全く使わない田んぼを対照区とすべきですが、その年の収穫を犠牲にしてまで厳密に対照実験する奇特な米農家はいないでしょう。
雑草の生育に明らかな差が出なかったということは、アイガモロボには従来の除草剤と遜色ないぐらいの抑草効果があったと言えそうです。

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