2022/01/11

真夜中に池の水を飲むホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】

 

2021年10月中旬・午前4:20頃・ 

無人センサーカメラ(トレイルカメラ)を仕込んだ水場にホンドタヌキNyctereutes viverrinus)が登場しました。
真夜中にカメラ目線の両目が白く爛々と光って見えます。 
どうやらトレイルカメラの存在に気づいて警戒しているようで、頭を上下させて風の匂いを嗅ぎ、辺りの様子を用心深く伺っています。 
やがて急斜面を水辺まで降りて水場の水を飲み始めました。 
タヌキの飲水シーンは初見ですが、犬のように舌で水面をすくって飲んでいます。 
水面から波紋が広がるものの、水音は聞き取れませんでした。 
水面にタヌキの顔や光る眼が映っています。 
後ずさりで崖を登り返し、右岸をカメラの方へ近づいて来ました。 
丸々と太っている個体です。
画角の右端で再度、池の水を飲みました。 
どうもカメラの赤外線LEDを警戒しているような素振りです。 
(タヌキの目には薄っすらと赤く光って見えて怪しいのかもしれません。)
 ここで録画が一旦停止しました。 

44秒後にセンサーが再び起動したときには、タヌキは画面奥の対岸に戻っていました。 
つがいのパートナー(別個体)である可能性もありますね。
よほど喉が渇いていたようで、再び水を飲みました。 
ところで、タヌキは水浴しないのでしょうか? 
ようやく喉の渇きが癒えたタヌキは地面の匂いを嗅ぎながら左へ歩いて行きます。 
このとき遂に、私が池畔に置いておいた茹で栗の存在にタヌキは気づいたようです。 
しかし匂いを嗅いだだけで興味を失い、食べませんでした。 
林道を左へゆっくり立ち去りかけたところで録画終了(尻切れトンボ)。 

茹でた大きな栗の実を分かりやすく半分にカットしておいたらタヌキは食べてくれたかな? 
水辺に何日も放置していたので、もしかするとカビ臭かったのかもしれません。 
思いつきでやってみた給餌作戦は失敗です。 
給餌無しでどこまでやれるか、今季はストイックに野生動物の撮影に挑むことにします。 
餌付けしてしまうと野生動物のためになりませんし、観察された行動の解釈が色々と面倒になるからです。



サザンカ(白花)の花粉を舐めるオオクロバエ♀

 

2021年10月下旬・午後13:05頃・晴れ 

民家の軒下に植栽されたサザンカ(山茶花)に白い花がたくさん咲いていました。 
萎れた花にオオクロバエ♀(Calliphora nigribarbis)が訪れて雄しべの花粉を舐めています。 
晩秋〜初冬に咲くサザンカの花には様々な昆虫が千客万来で、私も目移りしてしまいます。(動画公開予定) 
オオクロバエ♀が飛び立つまでじっくり待てませんでした。

本来ツバキの仲間は鳥媒花ですが、サザンカは虫媒花でもあるようです。
(サザンカの)蜜は雄しべの付け根に丸い粒となって露出している(田中肇『昆虫の集まる花ハンドブック』p37より引用)

2022/01/10

山中の池で水を飲むキジバト(野鳥)【トレイルカメラ】

 

2021年10月中旬・午後14:20頃・ 

トレイルカメラ(無人センサーカメラ)を設置した山中の水場にキジバトStreptopelia orientalis)が来ていました。 
対岸の林道から歩いて登場すると水辺に近寄り、頭を下げて水をごくごく飲み始めました。 
鳥類は嘴で水を掬って一口ごとに上を向いて水を喉に流し込むのが普通です。
下を向いたままゴクゴクと水を飲めるのはハトの仲間だけです。
喉の乾きを癒やしたキジバトが池畔から右へ立ち去りかけたところで録画終了。 

※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。 
トレイルカメラの設定ミスなのか、オリジナルの映像は画面全体にピンクとモノクロが点滅するおかしな症状が出て悩まされています。 
明るい日中に自然光で撮っているのに、暗視モード用の赤外線フィルターがレンズに中途半端にかかっている不安定な状態のようです。 
自動色調補正すると背景の森の緑が少し復活しました。 



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