2020/12/30

砂地を舐めてミネラル摂取するウラギンシジミ♂【HD動画&ハイスピード動画】

 

2020年9月中旬・午後15:20頃・くもり 

河川敷の水溜りの横でウラギンシジミ♂(Curetis acuta paracuta)が吸水していました。 
私が知らずに近づいたら飛び立ってしまい、しばらく待っても水溜りには戻って来てくれませんでした。 
激しく飛んで河川敷を蝶道のように往復し、砂利道の地面に降り立ってはあちこちで吸水を繰り返しています。  
翅をしっかり閉じたまま、口吻を伸ばして砂利道を舐めていました。 
水たまりに比べて地面がそれほど湿っているようには見えないのですが、ナトリウムなどのミネラル成分を摂取しているのでしょう。 
翅裏は純白(銀色)で、周囲の砂利に紛れてあまり目立ちません。 

ヒトの気配に非常に敏感なので、なかなか近づけません。 
仕方がないので、望遠レンズを装着して撮影しました。 

飛び立つと、翅表が赤いことから♂と判明。 
羽ばたくと赤と白が激しく点滅します。
低空で忙しなく飛び回っては砂利道に着陸し、地面の湿り具合を味見して回ります。 
 ウラギンシジミ♂の飛翔シーンを240-fpsのハイスピード動画でも撮ってみました。(@1:44〜)

2020/12/29

夏の水田を走るキジ♂(野鳥)

 

2020年7月上旬・午後18:30頃・くもり 

夕暮れの田んぼで農道を慌てて走り去るキジ♂(Phasianus versicolor)を見つけました。 
知らずに近くを通りかかった私を警戒して逃げ出したのでしょう。 
途中で立ち止まって、水田の右に隣接するヨシ原を見ています。  
すぐにまた歩き始め、狭い用水路をぴょんと飛び越えました。(@0:20) 

近所の線路を列車が轟音を立てて通過しても、特に怯える素振りはありませんでした。
この辺りを縄張りとするキジ♂にとって日常茶飯事ですから、列車の騒音には慣れているのでしょう。
▼関連記事(3年前の撮影:別の縄張りの別個体) 
列車の通過音に驚いて逃げるキジ♂(野鳥)
農道から細い畦道に入ると、ヨシ原の方を目指しています。 
やがて、青々と生い茂ったイネにキジ♂の姿が隠れてしまいました。 
しばらく見失ったものの、私の予想通り、畦道からヨシ原へと警戒しつつ歩いて逃げ込みました。 
どうやら、ヨシ原の茂みの奥にキジのねぐらや巣がありそうです。 
いずれ良きタイミングを見計らって、このヨシ原に踏み込んで調査してみたいものです。

 
▼関連記事(2ヶ月前の撮影) 
耕耘中の田んぼを飛んで逃げるキジ♂(野鳥)
今回と逆のアングルから撮影した映像です。 
この田んぼを縄張りとしている同一個体と思われるキジ♂が、♀と共に同じヨシ原へ飛んで逃げ込みました。

ニラの花蜜を吸うウラギンスジヒョウモン♀

 

2020年9月中旬・午後15:00頃・くもり 

河原の土手に逸出したニラの群落でウラギンスジヒョウモン♀(Argyronome laodice japonica)が訪花していました。 
半開きの翅を開閉しながら吸蜜しています。

最後は背後から黄色い花粉まみれのキンケハラナガツチバチ♂(Megacampsomeris prismatica)が飛来し、同じニラの花序に着陸しました。
それに対してウラギンスジヒョウモン♀は翅をピクッとさせただけで逃げませんでした…と思いきや、結局は飛び去りました。


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