2020年8月上旬・午後16:15頃・晴れ
農村部の庭先の花壇に咲いたオレガノ(別名ハナハッカ)の群落でハラアカヤドリハキリバチ(旧名ハラアカハキリバチヤドリ)(Euaspis basalis)が訪花していました。
私はどういう訳かオレガノを何度聞いても忘れてしまい、見分けるのが苦手です…。
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ザリガニは、エラがじゅうぶんに湿っていれば、陸の上でも呼吸できます。空気中の酸素がエラの表面をぬらす水分にとけ、この酸素をエラから吸収することができるのです。
あなたは、水辺からはなれた陸の上を、どろまみれになって歩くザリガニをみたことはありませんか。きっと、新しい水辺をもとめて冒険にでかけるザリガニでしょう。(p8より引用)
ザリガニはある意味で、両生類なのですね。
ザリガニは冬がくると、水田や川岸の土手に深い穴をほって、もぐりこみます。地下の水がしみだしてたまった深い穴のなかは、凍りつく心配もありません。この穴のなかで、ザリガニは寒さの冬をねむってすごすのです。そして春がくると、穴からはいだし、ゆたかなえさがある水辺をもとめて移動します。(p6より引用)今回私が真夏に見た行動が冬越しのための穴掘りとは思えませんが、ザリガニは水が干上がると巣穴に潜り込んで、再び小川の水が満ちてくるまで夏眠するのかもしれません。
湿地に穴を掘って生息し、夜になると出歩いて餌を探す。雨天では日中もしばしば活動し、岸辺に上陸して動き回る姿も見られる。冬は穴に潜んで冬眠する。(wikipediaより引用)
夜になるまで待って、アメリカザリガニが巣穴から再び出て来て採餌を始めるかどうか確認すべきでしたね。
野生のザリガニの観察も面白そうです。
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【追記】
若林輝『武蔵野発 川っぷち生きもの観察記』を読んでいたら、少し違った記述を見つけました。
(川辺りの) 湿った場所の穴は、のちにアメリカザリガニの巣穴と知った。深く掘られた穴の奥には水が溜まっていて、ザリガニが潜んでいるのだ。穴の周囲を足でギュッギュッと踏みしめると、振動に驚いてザリガニが顔を出すことがわかった。 (p197より引用)