2019/07/17

ハシボソガラスが水田の畦道でカエルを捕食(野鳥)



2019年5月中旬

水入れ直後の水田の畦道でハシボソガラスCorvus corone)が餌を探し歩いています。

畦道に落ちていた黒くて丸い物体に興味を示しました。
クルミの実のように見えますが、カラスは嘴でちょっと触れただけで、なぜか採食せずに素通りしました。

クルミの殻を割るのは大変なので、他の餌が豊富な時期には労力に見合わないのでしょう。

やがて私に背を向けると、畦道の横の草むらで餌を探し始めました。
そしてカエル(アマガエル?)と思われる生きた獲物を見事に捕食しました。
ハシボソガラスが生きたカエルを狩る様子を観察したのは初めてです。

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トノサマガエルの死骸を食すハシボソガラス(野鳥)

この後のハシボソガラスの行動が興味深いのですけど、残念ながら後ろ姿でよく見えません。
土手の斜面を少し登ると、殺した獲物を草むらに隠して(貯食)その上に草を被せたように見えたのですが、どうでしょう?
その場でカエルを食べた(飲み込んだ)後で嘴を草で拭ったのかどうか、定かではありません。
営巣中ならば獲物を喉袋に入れて巣で待つ♀や雛に運ぶはずです。

実はこのとき、♀♂つがいが一緒に畦道で採食していました。

つづく→水田でタニシを捕食し巣に持ち帰るハシボソガラス(野鳥)


ハシボソガラス(野鳥)@水田畦道+カエル捕食

交尾中のナガメ♀♂がノダイコンの群落を徘徊移動



2019年5月中旬

河畔林の明るいギャップの林床に咲いたノダイコン(大根の内陸性自生種)の群落にナガメ♀♂(Eurydema rugosa)が集まり、交尾していました。
互いに逆を向いて連結した状態で交尾します。
私は性別の見分け方を知らないのですが、やや大型の個体が♀なのかな?
その♀の主導で♂を引きずりながら茎を登り始めました。
その状態でも♀♂カップルは茎の周りを器用に回り込むこともできます。

ノダイコンの蕾に乗って交尾中のペアもいました。
♀は交尾しながらも吸汁しているような気がしますが(色気よりも食い気)、本当に植物体に口器を突き刺して吸汁しているかどうか、マクロレンズで口元を接写しないと分かりませんね。

複数ペアを撮影。


つづく→交尾中に脱糞するナガメ♀♂


ナガメ♀♂@ノダイコン茎+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾
ナガメ♀♂@ノダイコン蕾+交尾

2019/07/16

飛んでいるイワツバメを見つけた!(野鳥)



2019年5月中旬

見慣れないツバメが地面すれすれの低空飛行で堤防を横切って川の方へ飛んで行きました。
ほんの一瞬の遭遇を1/10倍速のスローモーションで見直すと、白い腰が目立ちます。
通常のツバメと違い、頭部は赤くありません。

イワツバメDelichon urbica)と出会えたのはこれが初めてで、ちょっと興奮しました。
私のフィールドでいわゆるツバメ以外と出会えるとは思っていなくて、これまで注意を払っていませんでした。
営巣地は橋の下かな?と予想して見に行ったのですが、巣を見つけられませんでした。


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