2017年9月上旬・午後12:01
住宅地の花壇に咲いたハクチョウソウ(=ヤマモモソウ、ガウラ)の群落でキンケハラナガツチバチ♀(Megacampsomeris prismatica)が訪花していました。
ヤマケイポケットガイド11『庭の花』でハクチョウソウを調べると、
初夏から秋まで長期間咲き続けるが、一日花で花は午前中しかもたない。(p101より引用)
つまり、この園芸植物で昆虫の訪花シーンを撮るなら午前中が狙い目のようです。(今回の撮影時刻は正午過ぎ)
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キンケハラナガツチバチ♀@ガウラ訪花吸蜜 |
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キンケハラナガツチバチ♀@ガウラ訪花吸蜜 |
2016年6月上旬
農村部の道端に咲いたハルジオンの群落で見慣れないカラフルな蜂が訪花していました。
忙しなく飛び回り吸蜜しています。
他のハナバチ類の巣に労働寄生するキマダラハナバチ属の一種(Nomada sp.)のようです。
しっかり同定するために採集したかったのですが、私の殺気を感じたのか逃げられてしまいました。
動画撮影をどこまで長く粘るべきか、いつ採集に切り替えるべきか、フィールドでは撮影中にいつも悩みます。
映像では性別も見分けられませんでした。
キマダラハナバチ属はミツバチ科でも労働寄生する寄生蜂なので、たとえ♀であっても集粉せず、花粉籠など専用の器官を持ちません。
【追記】
コメント欄で匿名の方より、ギンランキマダラハナバチ♀(Nomada ginran Tsuneki)とご教示頂きました。
『日本産ハナバチ図鑑』を紐解いてみると、寄主は不明とのこと。(p374より)
2017年9月上旬
花壇に咲いたセンニチコウ(千日紅)の群落でルリシジミ(Celastrina argiolus)が訪花していました。
赤紫色の花で翅を閉じて吸蜜しています。
右後翅が破損しているのは、鳥に襲われたビークマークでしょうか? (ビークマークなら普通は左右対称に破損するはず?)