2011年11月上旬
里山の尾根の鞍部(標高〜620m)にて、見慣れない黒い蜂を発見。
頭でっかちで、羽アリかと一瞬思いました。
晴れているのに日光浴する訳でもなく、なぜか物陰で休んでいました。
マクロ動画を撮ってみたものの、触角が風で揺れるだけで動きが乏しい。
逃げられる前に同定のため採集しました。
いつもお世話になっている「蜂類情報交換BBS」にて写真鑑定してもらったところ、本州中北部に分布するミヤマアリマキバチ(Pemphredon montanus)♀とご教示頂きました。
幼虫のためにアブラムシを貯食する狩り蜂らしい。
次は営巣行動を観察してみたいものです。
アリマキバチ科の中でもアリマキバチ属はうれしい初物です。
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左:前伸腹節の背面、右上:腹端節の背面。 |
クワコの飼育記録#6
2011年11月上旬・室温23℃
クワコ(Bombyx mandarina)の成虫♀aが羽化してから10日後、閉じ込めておいた容器の蓋を開けたら室内で飛んで逃げました。
明るい日の射す窓のレースカーテンに止まり、早速産卵を開始。
どこに産むか選り好みしないのだなと改めて実感。
太陽光が腹端の産卵管に直接当たるので観察しやすい。
この二日後、ついに寿命を迎えました。
残念ながら交尾相手の♂を見つけてやれませんでしたが、成虫期間12日間に飲まず食わずで未受精卵を計308個産み付けて逝きました。
(内訳は容器内に53個、止り木として入れた割り箸に117個、座布団に124個、レースカーテンに14個。)
未受精卵の直径は約1mm。
シリーズ完。
2011年11月上旬
林道を歩いていたら、樹上でホオジロ(Emberiza cioides)が鳴いていました。
歌いながらポトリと排泄しました。