2010年11月中旬
初冬に雑木林を歩くと目の前から次々と褐色の地味な蛾が飛び立つのですが、なかなか止まってくれません。
この個体だけが下草でじっとしていてくれました。
前翅長約15mmのクロスジフユエダシャク♂(Pachyerannis obliquaria)。
羽毛状の触角が実に美しい。
蛾眉というと美人の形容詞ですけど、実際の蛾では通常♀の性フェロモンを感知するために♂の方が発達した触角をもちます。
拝顔するとどうやら口吻は退化しているみたいです。
何故かすごく大人しいので、図々しく手乗りまでしてみました。
コガタスズメバチ初期巣の定点観察
2009年6月上旬
パート1と同じ日に撮影。
外で巣材を集めて帰巣したコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)女王は育房を点検(育房伸長かも)した後、外被作りの続きを開始。
作業風景を3倍速の早回し映像でお届けします。
メモリカード容量切れのため、やや尻切れトンボの動画になってしまいました(出巣まで撮れず)。
次の定点観察記録はこちら → 「コガタスズメバチ初期巣と女王の帰巣」
2009年6月上旬
某神社の境内の軒下で営巣中のスズメバチ女王を発見。
真下から見上げると育房数12室、卵5個を確認。
梁に沿って作られたせいか外被はきれいな球状ではなく潰れた楕円体。
帰巣した女王が育房を点検した後、巣作り開始。
外被に巣材のパルプを少しずつ付け足していきます。
一仕事終えた女王は再び育房を点検します。
休む間もなくゴングに急き立てられるように外へ飛び立ちました。
コガタスズメバチかなと思うものの、この日は同定用の写真がうまく撮れず仕舞い。
後日、外被がコガタスズメバチ(Vespa analis insuralis)の初期巣に特有の形状(逆さまの徳利/壺)に成長したので、同定の手間が省けました。