2023年7月上旬
スギ防風林にあるニホンアナグマ(Meles anakuma)専用の溜め糞場stmpを自動センサーカメラで監視していると、毎晩のように野ネズミ(ノネズミ)がよく写ります。
野ネズミについて、ささやかながら新しい発見(進展)がありました。
シーン0:6/29・午後14:46・晴れ(@0:00〜)
明るい日中にたまたま撮れた現場の状況です。
トレイルカメラの設置アングルを失敗してしまい、肝心の溜め糞場stmpが画角の外にはみ出してしまいました。
おかげで、普段なら監視外の林床エリアでの野ネズミの活動を知ることが出来ました。
朽ち果てた切株が画面の左下にあり、アナグマの溜め糞は更にその左下です。
切株の右下には、貯食したオニグルミ堅果をアカネズミが食べた後の殻が大量に捨ててあります。(食痕つき)
シーン1:7/1・午後20:38(@0:04〜)
画面中央付近の下草が生い茂る林床を野ネズミが右へ探し歩いています。
途中でなぜかスギの落ち葉をピョンと跳び越えました。
シーン2:7/1・午後23:38(@0:29〜)
林床に掘られた溝(画面の上下方向に掘られている古い用水路跡)を野ネズミが右から横切り、切株へと向かいました。
切株の根元にどうやら巣穴があるようで、その中に入りました。
規模は小さいながらも、いちおう樹洞と呼べるかも知れません。
昼夜の様子を切り替えて、巣穴の位置をお見せします。
その巣穴(赤丸○)から野ネズミがすぐにまたピョン!と外に出て来ました。
その場にしばらく佇んでいますが、カメラに背を向けているため何をしているのかよく分かりません。
おそらく毛繕いしているようです。
再び巣穴に戻りました。
この地点(アナグマの溜め糞場stmp)で野ネズミがトレイルカメラに写る頻度があまりにも多いので、近くに巣穴があるはずだという私の予想が当たりました。
実は野ネズミの巣穴は一つだけでなく、すぐ近くのスギ林床に少なくとももう一つあることが後に判明します。(映像公開予定)
シーン3:7/2・午前2:00(@1:32〜)
画面の右上で林床をウロチョロと探餌徘徊していた野ネズミが、右上に立ち去りました。
シーン4:7/4・午後21:53(@2:05〜)
奥に見える茂みの下をうろついてから、左へ消えました。
※ 動画の一部は編集時に自動色調補正を施しています。
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