2023年6月上旬・午後13:50頃・晴れ
アリの行列とは言うほどではありませんが、複数個体が幹を登り降りしています。
幹の湾曲した下部でたむろしている群れが、気になる行動をしていました。
樹上で別個体と出会うと、立ち止まって触角で触れ合い、挨拶します。
同じコロニー出身の仲間かどうか、体表の匂いで確かめているのでしょう。
そこまでは普通なのですが、長々と熱烈な口づけ(キス)を交わすペアがいます。
おそらく社会性昆虫が仲間に餌を吐き戻して与える「栄養交換」の行動なのでしょう。
ハウチワカエデから滲み出す甘い樹液(メープルシロップ)を吸汁してきた個体が仲間に分け与えているのではないか?と推測しました。
しかし、樹上を見上げても樹液が滲む場所は見つけられず、樹液酒場に特有の発酵臭を私の鼻では嗅ぎ取れませんでした。
関連記事(11年前の撮影)▶ トゲアリ♀の喧嘩
このときは、出会い頭に2匹がキスを始めました。
栄養交換ではなく、別のコロニー出身の敵同士による激しい喧嘩でした。
【アフィリエイト】
・扶桑社BOOKS新書『アリ語で寝言を言いました』
0 件のコメント:
コメントを投稿