前回の記事:▶ 夜の河畔林で雪の上に溜め糞をするホンドタヌキ【トレイルカメラ:暗視映像】
平地の河畔林に残されたタヌキの溜め糞場rvをトレイルカメラで晩秋から監視し続けてています。
豪雪地帯なのでカメラの取り付け位置が雪面に対してどんどん低くなり、タヌキに気づかれやすくなりました。
その結果、警戒したタヌキがこの溜め糞場rvを敬遠するようになったかもしれません。(溜め糞場を変えた?)
調査を一時期中断してから、カメラの設置位置を上にずらして再開しました。
再びタヌキを高い位置から見下ろすアングルに戻り、タヌキに気づかれにくくなりました。
この時期はもう新雪がほとんど積もらなくなり、昼間に少しずつ溶ける一方です。
雪面は凸凹で、気温が下がる夜には固く凍結します。
クラストした雪面にタヌキの足跡は残りません。
シーン1:2/26・午後19:09・晴れ
川辺りを左から歩いて来たホンドタヌキ(Nyctereutes viverrinus)がニセアカシア立木の奥で立ち止まり、カメラ目線で様子を伺っています。
溜め糞場の匂いを嗅ぐこともなく、そのまま右に立ち去りました。
35秒後、後続の個体がやって来ました。
この2頭はおそらくペアなのでしょう。
2頭とも溜め糞場で排便しませんでした。
シーン2:2/28・午後21:33・晴れ
単独個体が立木の右奥の水際を右へ歩き去りました。
溜め糞場を素通りしています。
シーン3:2/28・午後23:20・晴れ(霧?)
同じ夜の約1時間45分後、どうやら同一個体が引き返して来たようです。
川辺には霧がうっすらと立ち込めています。
タヌキは立木の手前を右から左へ歩き去りました。
溜め糞が埋もれている雪の上で一旦立ち止まったものの、雪面の匂いを嗅いだり脱糞したりしませんでした。
シーン4:3/2・午後21:23・晴れ
どうやら先行する個体が足早に通り過ぎた後にカメラが起動したようです。
すぐに後続の個体(ペアの2頭目)が右から現れました。
溜め糞場の雪原で立ち止まると、カメラを見上げました。
雪面の匂いを嗅いだのに、排便しませんでした。
身震いしてから手前に立ち去りました。
晴れているのに毛皮が濡れている(ように見える)のは、もしかすると泳いで川を渡った(渡河)ためかもしれません。
シーン5:3/9・午後22:25・晴れ
1頭のタヌキが立木の奥を右から左へ横切りました。
消耗した電池が活動限界を迎え、わずか1秒間の動画しか撮れていませんでした。
1/3倍速のスローモーションでお届けします。
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