2021年6月中旬・午後17:15頃・くもり
里山の斜面にある2つの池H,Lの周囲を夕方にヒメスズメバチ♀(Vespa ducalis pulchra)が低空で飛び回っていました。
大型の個体ですし、この時期は未だ女王の単独営巣期なので、創設女王と思われます。
てっきり吸水するかと期待したのですが、濡れた岸に着陸しませんでした。
関連記事(3日前の撮影)▶ 池の畔で水を飲むコガタスズメバチ♀創設女王飛翔シーンを1/5倍速のスローモーションでリプレイしてみると(@1:03〜)、ヒメスズメバチ創設女王は地面すれすれに舐めるように低空飛行していました。
営巣地の探索では無さそうです。
獲物の探索で池畔を走査しているのでしょう。
しかし、飛んだ軌跡(飛跡)を見ると疑問が湧いてきます。
ヒメスズメバチはアシナガバチの巣を襲って蜂の子を狩るスペシャリストとして有名です。
しかし、こんな水辺でしかも低い位置に好んで営巣するアシナガバチの創設女王がいるとは思えません。
吸水に来たアシナガバチ♀を見つけたら尾行して巣を突き止める作戦なのでしょうか?
実はヒメスズメバチ♀がアシナガバチ幼虫/蛹以外の獲物を狩ることもあるのでは?、という気がしてきました。
運良く狩りの瞬間を観察しない限り、その仮説の検証は難しそうです。
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