2018/11/14

暗くすると元気に飛ぶ夜行性のオビガ♂(蛾)



オビガ(蛾)の飼育記録2018年#6

▼前回の記事
オビガ(蛾)成虫♂aの羽化【60倍速映像】

2018年8月下旬・室温25.4℃、湿度65%。

羽化してから3日後。
次に羽化してくる成虫との配偶行動を観察したいので、外に解放せずに室内で飼い続けています。
成虫は口吻が退化していて食餌を取らないようなので、ただ逃げないように部屋で放し飼いにしているだけです。
深夜に消灯したら室内をパタパタと飛び回る羽音が聞こえました。
どこかに隠れていたオビガApha aequalis)成虫aが消灯を待ちかねていたかのように活動的になり暗闇を飛び回っているようです。
夜行性なのだと実感しました。

まず赤外線の暗視カメラで撮ってみましょう。
昼間休んでいるときには翅で隠していた触角が活動時にはやや前方に(頭部の横に)露出しています。
指で翅に触れてもピクッと動くだけで、すぐには逃げませんでした。
ならばと蛾の前方から手乗りさせようとしたら、嫌がってようやく飛んで逃げました。
しかし、すぐに墜落。

室内を少し飛んでは白い壁紙や天井にペタリと止まります。
室内の照明を点灯して、その様子を記録してみました。
飛び立つ前にその場でしばらく翅を小刻みに震わせて準備運動し、体温を上げています。
飛翔シーンをしっかり撮りたいのですが、とにかく持久力が無くて疲れやすいようで、すぐに飛ぶのを止めてしまいます。
大きさの比較として、左手の人差し指を並べてみます。
そのまま翅にそっと触れると準備運動なしで少し飛びました。

つづく→#7:準備運動後に飛び立つオビガ(蛾)成虫a【HD動画&ハイスピード動画】


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