2018年6月中旬
校庭の隅にアメリカキササゲの高木が2本並んで立派に育ち、白い花が満開に咲いていました。
そこへキムネクマバチ(Xylocopa appendiculata circumvolans)が何匹も集まり忙しなく訪花していました。
複数個体を撮影。
下から仰ぎ見ると高所で採餌するクマバチの顔色や複眼が見えず、性別を見分けられません。
少なくとも、後脚の花粉籠は空荷でした。
花の盛りは過ぎていて、雄しべの花粉はほとんど残っていないようです。
クマバチと言えばハナバチ類の中でも舌が短く、穿孔盗蜜の常習犯として有名です。
しかし、このアメリカキササゲの花に対しては毎回常に正当訪花し、盗蜜しませんでした。
花筒が充分に太いおかげで、クマバチも入口から楽々と潜り込んで奥の蜜腺を舐めることができるようです。
アメリカキササゲの円錐花序で隣接する花へ飛ばずに歩いて移動することもありました。(省エネ採餌)
花蜜が豊富な花に当たると夢中になって吸蜜し、なかなか外に出て来ません。
※ 動画編集時に自動色調補正を施しています。
風揺れが激しいので、あえて手ブレ補正処理はしませんでした。
クマバチ@アメリカキササゲ訪花吸蜜 |
クマバチ@アメリカキササゲ訪花吸蜜 |
クマバチ@アメリカキササゲ訪花吸蜜 |
クマバチ@アメリカキササゲ訪花吸蜜 |
クマバチ@アメリカキササゲ訪花 |
地面に落ちていたアメリカキササゲの花を拾い、中の構造を調べるために分解してみました(花弁を半分だけ割いた)。
アメリカキササゲ落花@採取 |
アメリカキササゲ落花@採取 |
アメリカキササゲ落花:入口@採取 |
アメリカキササゲ落花:下面@採取 |
アメリカキササゲ落花:内部構造@分解 |
アメリカキササゲ花 |
アメリカキササゲ花 |
アメリカキササゲ幹 |
アメリカキササゲ幹 |
アメリカキササゲ蒴果(前年の物が枝に残る) |
アメリカキササゲ蒴果(前年の物が枝に残る) |
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