高圧線の鉄塔に営巣したハシボソガラスの定点観察#3
2016年6月上旬・午後18:54〜19:00
▼前回の記事
雛の糞を巣から捨てに行くハシボソガラス親鳥(野鳥)
映像冒頭でハシボソガラス(Corvus corone)親鳥の一羽が高圧線の鉄塔dに帰巣しました。
巣にもう一羽の黒いカラスがちらっと見えたのですが、抱雛している
鉄塔との距離を少しずつ詰めながら色んなアングルでカラスの巣を撮影してみました。
帰巣した親鳥が巣に頭を突っ込んで何をやっているのか、下から高所を見上げるアングルでは全く分からず、もどかしい限りです。
※ 日没(19:00)直前で実際はかなり薄暗い映像なのですが、動画編集時に自動色調補正を施してあります。
ここは田舎なので近くに巣を見下ろせるような高層ビルなどは建っておらず、高圧線の下からカメラ付きのドローンを飛ばすのも当然許可されないでしょう。
どうしたものやら…。
カラス好きの勝手な希望を駄目元で言わせてもらうと、送電線を保守管理する電力会社がカラスの巣を闇雲に駆除するのではなく、粋な計らいで巣の真上にライブカメラを設置してくれれば、色んなことが分かって子どもたちも楽しめそうです。
ただし実際に監視カメラを設置しに登ろうとすると親鳥に襲われそうです。
作業員に決死の覚悟が必要そうで、軽々しく頼めませんね。
『マン・ウォッチングする都会の鳥たち』p257によれば
カラスの送電線との接触事故を防止するために、単にカラスを追い払うのではなく、鉄塔の安全な場所に営巣場所を積極的に設置することによって事故防止に功を奏しているという。
『カラスの思惑:ヒトに一番近い鳥…その構造を検証する』p22によると、
カラスは4月から5月にかけて卵を産み、かえったヒナを7月の初めごろまで巣で育てる。
つづく→#4:鉄塔dの巣で羽繕いするハシボソガラス(野鳥)
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